すっかり布教されてしまいました そこ☆あに『推しが武道館いってくれたら死ぬ』特集Part2まとめ

今週は『推しが武道館いってくれたら死ぬ』特集Part2です。第5話放送時点で1回目の特集を配信しましたが、終わってみれば物語の幅が広がり、良い意味で違った印象を残してくれる作品になりました。日頃アイドルアニメを見ない人がいつの間にかChamJamのファンになってしまった、その理由とは?

そこあに「推しが武道館いってくれたら死ぬ」特集Part2 #630
「そこ☆あに」630回目は『推しが武道館いってくれたら死ぬ』特集Part2です。 原作は平尾アウリによる月刊COMICリュウ掲載のマンガ。2015年8月より連載、現在単行本6巻まで発売中。アニメ版は2020年1月より放送。 「岡山県在住のえ...

■アイドルものを見ない人にも人気
小宮「前回の特集でもちょっと話しましたけど、『ゾンビランドサガ』と『推し武道』は、アイドルものにくくれる作品ではないなとすごく感じていて。アイドルアニメを見ている私とか、好きな作品がある人からすると顕著だと思うんですけど、最終回でもライブシーンをバーンと出すというよりは、ファンの人のカットがあったり。これはやっぱりファンの人、オタク側の話をやっている。アイドルではなく人間の関係性とか気持ちの部分を描いた作品なんだなと、すごい思いますね」
米林「公式サイトのインタビューにも載っていたんですけど、自分以外の誰かを全力で好きになって全力で応援する人たちが作品の魅力だと書かれていて。ほんとに、それってどれだけ素晴らしいことなんだろうと、ひしひしと感じられる作品だと思いました」
くむ「ファンとアイドルの関係だけじゃなく、アイドルグループの中でもお互いの関係性が作られていましたよね。いただいたコメントにも、メンバーがなかなか覚えられないという話がありましたけど、私も若干そういうところがあるので。これ、前半はあくまでも“オタクを通して見たアイドル”くらいの感じで見ていましたからね。アイドルはあくまでもモニター越しのさらに向こうみたいな感じだったよね」
小宮「どっちかというとえりぴよのアイドルでありくまささんのアイドルという立ち位置でしたよね」
くむ「だからそれに関わっていない他のメンバーに関しては、名前と顔が一致しないまま」
小宮「まあChamJamの人、くらいの」
くむ「街で会ってもわからないよね、という立ち位置だったのかなと思うんですけども。物語が進んでいくにつれて、誰が誰なのかきちんとわかるように、残された尺の中でうまく描いてくれたなと思いますし。終わってみると、ChamJamの曲をもっと聴きたかったなと思わせる、うまい作りになっていましたね」

■ドルオタを応援するうちに布教されていた…!
美樹「“子供が親にしてくれる”という言葉がありますけど、舞菜とえりぴよの関係はまさに、この作品全体的にもそうでしたけど、アイドルはファンが付いてくれるからアイドルになっていくんだな、というのをすごく感じて。だからほんと、舞菜をアイドルにしてくれているのは、えりぴよみたいなファンなんだなと、すごく感じました」
小宮「アイドルアニメでは自分たちで成長していくところを描くものがすごく多いんだけど、推し武道はそういう意味ではリアルだなと思う。アイドルになるきっかけも描いていないというのが、まずそこがレア。そこはリアルの地下アイドルとか、アイドルとファンとの関係とかも、私たちがいる現実世界にすごい近いなと思っているから。そういう意味でえりぴよと舞菜はすごくリアルなアイドルとファンの関係性に近いと思った」
美樹「舞菜もえりぴよのことが好きだから、本当は友達になりたい、みたいな描写もあって。でもきっと、ファンとアイドルって友達になっちゃいけないだろうし。その難しい部分はえりぴよが女の子だったからこそ描けた部分で。そこもこの作品のいいところだなと思いましたね。恋愛とかとは違う感情が」
小宮「そうだね。えりぴよが、コミカルというか、コメディの先頭を担っているじゃない。で、アイドルものを見ない人がこの作品を見られた1番の入り口ってえりぴよだと思うんだよね。だって、くまささんが主人公だったら…尊かったかもしれないけど、12話全部見たかと言われたら、多分難しいと思うんだよ。その点でえりぴよという存在はすごく重要で。えりぴよから入って、最終的に私たちはChamJamのファンにされているわけだから。いい意味で布教されているんだよね、えりぴよとかくまささんに」
美樹「確かに! 推し武道は“ChamJamをプレゼンするえりぴよ”の作品だったんだ…」

■アイドルの、そしてドルオタの生き方を学んだ
美樹「AKBって“会いに行けるアイドル”としてやっていますけど、このChamJamって、2Dなのにリアルにいるんじゃないかって思わせるアイドルだなと思って。どこかで本当に会えるんじゃないかなって」
くむ「岡山にけば会えるんじゃないかと」
美樹「ホント、思いますよね! 会いたい。ライブが見たい」
小宮「もう立派なアイドルオタクなだね」
美樹「本当に。あの掛け声をしたいの、ChamJamで」
米林「楽しそう」
小宮「そこもね。アイドルのファンとしては、ライブありきなところはあるじゃない。ファンの人たちのとの交流もあったり。そういう良さを、アニメが好きな人に知ってもらうというのはすごく難しいことじゃない?」
美樹「確かに」
小宮「アイドルアニメってそういう部分の良さを伝えてくれるかと言ったら、今までの作品を見る限りでは、ほぼ無かったようなものがだから。新しい形で、リアルなアイドルはこういうのがあるんだよと、アニメでやってくれたのはすごく面白かったなと思う」
美樹「なんか、ChamJamみたいなアイドルを育てたい、という気持ちはすごくわかるなと思って。地下アイドルとかで自分の推しを見つけて、積んで、成長していく姿を見れたらそれは楽しいだろうなって、オタクの生き方の面白さみたいなのも、この作品ですごく分かったなって思いますね」
くむ「いろいろ勉強になりましたよね。ぜひ2期に繋がるよう、積むしかありませんね!」

2期といわず、3期4期と、ChamJamが武道館へ行くまで応援したいと思います。積むしかありませんね。そして運営がんばれ…!

(笠井美史乃)

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