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監督、プロレスの様式美をリスペクト そこ☆あに『旗揚!けものみち』特集

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明けましておめでとうございます。本年もそこ☆あにをよろしくお願いいたします。

今回は、2019年最後の配信となりました『旗揚!けものみち』特集のまとめをお届けします。ゲストに三浦和也監督をお迎えし、なるほどそうだったのか! と膝を打つ裏話をたっぷりお聞きしました。プロレスファンの那瀬ひとみが若干テンション高めで食いついております!

そこあに「旗揚!けものみち」特集 #615
「そこ☆あに」615回目は『旗揚!けものみち』特集です。ゲストに三浦和也監督をお迎えしたインタビューのお送りします。 異世界転生がメジ...

■原作から大きく変わった構成の理由は?
那瀬「原作を読んだ感想はいかがでしたか?」
三浦「まずキャラクターですね、ぶっ飛んでるなというのが第一で。とにかく個性があるなと。で、細かいネタがいっぱいあって面白いなというのと、話が横道にそれていく感じが大好きでした(笑)」
那瀬「横道に逸れるとおっしゃっていましたけど、原作は1話完結ものというか、源蔵たちがペットショップを開いたところから始まっていたりしますよね。そのあたりを改変をされた形になっていますけど、このシリーズ構成になった経緯を教えてください」
三浦「そんなに深いことはなくて、アニメ化するにあたってどういう形でやるかという段階で、ペットショップを開くまでの話がなかったので。はしばしではあるんですけど。それやったら面白いんじゃないかというのがぽろっと出たので少し考えた後にやってみましょうかと。他のキャラクターが強いので、行けるんじゃないかというのがあったので」
那瀬「ペットショップを開くためにお金稼がなきゃ、というところにプロレスの興行を被せるという構成がすごく巧みだなと思って。そこに、プロレスの良さとか、プロレスとはなんぞや、というのがこの作品を見るとすごいわかるのが、プロレスファンとしてはすごく嬉しかったんです」
三浦「ほんとですか。そこは自分も知らないので、取材もさせてもらいつつ、詳しい人が見たら違うのかな…という不安もあったりして。でも大切にしたかったのは、プロレスの様式美みたいなところでしたね。プロレスってこういうものです、みたいな感じをイメージして、やっていた部分は最初からありました」

■脇役までみんな面白い!キャラの立たせ方へのこだわり
三浦「結構ありますよ、どのキャラも。源蔵はとにかく厄介だったのが、ケモノ好きかプロレス好きかと言われたら困っちゃう、みたいなところですね。完璧に分けておかないとブレてしまうので、そこをなんとかしなきゃ、というのが面倒くさかったですね。見ている人は気がつかないと思うんですけど、パッキリ意識を分けている感じです」
那瀬「それは、どうやったんですか?」
三浦「ケモノは、好きなんですけど追い求めるもので、プロレスは源蔵の中にあるもの、という感覚です。女房と愛人、というとちょっと違いますけど(笑)。ケモノは常に追い求めているんだけど、プロレスは源蔵の属性というか、持っている、すでにあるものという感じで。もちろん、愛を持って。という形で分ければブレないかな、と考えました」
那瀬「ほんと、源蔵ってずるいなぁ…と思ったんです。中盤の、ケモノと戯れているところ、本当にこいつダメ…と思ったのに、プロレスやっている時はかっこいいんですよ。悔しいんですけど。信念持っているな、みたいなのが」
仮面「プロレスやっている時はちゃんとプロレスラーに見えるけど、ケモノと戯れている時はペットショップの人に見えないですからね」
那瀬「筋肉が違和感になるのと、すごく自然になるのが、面白くて。プロレスラーも、普段服着ている時はあまりそう見えなかったりするのが、脱いだらレスラーになる、というのがすごく源蔵にも感じられて、面白い描写だなと思いました」
三浦「本当に、プロレスは自然にやっている感じですよね、源蔵は」
仮面「天職がどっちかと言われたら、おそらくプロレスラーなんでしょうね」
三浦「そうそう、そんな感じですよね」
那瀬「正直、経営には向いてないですからね」

■技の種類やレスラーの属性も様式で振り分け
那瀬「様式美と言われるような、プロレスの有名な技をいっぱい見せてくれたのがすごく嬉しかったです。最終話とか、どんどんカットで見せていくじゃないですか。あれは凄かったですね」
三浦「長い歴史があるらしく、詳しい人によると流行りすたりがあるっぽいので」
仮面「技に?」
那瀬「ありますあります」
三浦「これとかどうなの?と聞いたら、今はもう誰もやらないです、みたいなことが最初の頃にあって。スタッフに好きな人が何人かいるので、聞いたりしましたね」
那瀬「そこもキャラにうまく振られているなと思って。源蔵は比較的、アルゼンチンバックブリーカーとか、それこそ今は特定の人しかやらないような技を使うのに対して、MAOは今の流行ラインを行く選手として描かれているなと思いました。だから飛び技とかも軽やかでしたね」
三浦「そうですね、キャラ分けとしてもそうしました。源蔵がどっしり、パワー、スピード、どっちもバランスの取れたスタイルで。MAOはスピード、テクニック系にしようということは最初に言ってました。オークキングは巨漢系のレスラーにしようと、体型をそれっぽくして。お腹のあたりとか、肉のつき方とか」
那瀬「本当だ! あまり気にしていなかったですけど、選手ごとに属性がちゃんとある。コボルトの旦那は小柄で筋肉の大きいタイプですね。プロレス系の属性もちゃんと振られていたんですね」

脇役まで一人ひとりが個性的で、絡まなきゃいいのに絡みに行ってドタバタへ…そんな人懐こいギャグの成立する理由が監督のお話しぶりからも伝わってきた気がします。いつの日か、源蔵たちがペットショップ開けることを願いたいと思います!

(笠井美史乃)

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