今週は、分割2クールの後編がスタートした『3D彼女 リアルガール』特集です。みんなピュアなんだけど、どこかすれ違ってしまう。そんな思いに共感しながら、素直に応援できる高校生の恋愛物語です。2クールならではの丁寧なエピソードに、そこ☆あにメンバーの好感度もますます上昇中です。
■分割2クール、徐々に好感度が上がる作品です
くむ「今回、1期から見直していたんですけども。もう1話で付き合う話になってますよね」
美樹「そう、それが面白いところですよね。じゃあそこから何が起きるのかと、いろいろ紆余曲折ありますからね」
くむ「そうなんですよね。ここまで来るとすごく安心して見ていられるんですけども、1期は好きなんだけれどモヤモヤするみたいな作品でした。この作品、なんでこんなに特集したいかといったら、単純にこのヒロインの色葉ちゃんが好きなわけですよ、私は。珍しく、キャラクターが好きだから特集したいと思うほど」
美樹「青田買いでも、久々に戻ってきて大好きだったことを思い出したと言っていましたもんね」
くむ「そうなんですよ。でも筒井に対しては、いろいろ経た今の筒井は好きなんですけども、やはり最初は好印象を抱けないというところがね」
美樹「もともと人間関係が苦手で、難ありのキャラクターではありますから。でも色葉ちゃんも問題児ではあったわけじゃないですか。そういう彼らが付き合うことによって、相乗効果的にいい子になっていって、周りにもいい影響を与えていくというのがあるので。だんだんキャラクターへの好感度が上がっていく作品でもありますよね」
■イケメン好きで男運のない石野さんですが…
くむ「でもねえ、石野さんが実は裏ヒロインなんじゃないかと、私は思っていますけど」
美樹「うん。結構みんな問題児というか、ちょっと癖がありますから。そういう人たちをうまくまとめてくれているのが石野さんだなと思いますよね」
くむ「一番普通の人っぽいんだよね、この中では。だって色葉ちゃんは一人でも生きていけるタイプじゃない。別に友達いなくても平気だし、という行動をとっていたわけですから。石野さんはこっちの派閥に属しながらも普通に友達いっぱいいますからね」
美樹「うんうん。すごい」
くむ「ある意味これ、全員孤独なメンツでしょ。石野さんを除くと」
美樹「そう。いろいろこじらせて孤独なキャラたちを、ちゃんとクラスの中で繋ぎ止めているというか」
くむ「中継地点になっているみたいな」
美樹「結構考え方が大人なんですかね」
くむ「その割には、恋愛相談には乗るんだけど自分はなかなかできない…」
美樹「客観的にちゃんと見て、すごい的確なアドバイスを人にはできるのに、自分だけがダメなんですよね。自分の恋愛に関してだけ不器用なのが、またちょっと可愛いところなんですけど」
くむ「そうなんです。ダメな男が好きな感じですね。あと、イケメンが好きですもんね。でも最終的に一番幸せになれそうな気もしないでもない」
美樹「幸せになってほしい!希望!」
■高校生の恋愛ものに、しっかり両親の話が入ってきた
くむ「15・16話は非常に納得の物語。この両親だったから、つっつんは生まれたんだとわかるようなお話でした」
美樹「どうなるのかと思いきや」
くむ「絶対浮気じゃないなとは15話の段階で思ってましたけどね。何か勘違いに違いないなと」
美樹「いいお父さんですからね、絶対浮気しそうにもないタイプだし。つっつんとそっくりだと思う」
小宮「でも私、15話見た段階で、え、続くの?ってなりました。私は伊東くん推しなので、正直、2話もじらされているんですよ。伊東くんはどうなったんだよ!って」
くむ「もう、つっつんたちの恋はある種完成しちゃっているので、次は伊東くんと綾戸さんの恋がどうなるかなんですよね」
美樹「でもそれを単独で描くんじゃなく、つっつんの両親のエピソードを描きながら、ちょっとずつ伊東くんの話も進んでいくという展開で。確かにじらされた感はありますね」
小宮「必要なんだろうなと思いつつ、やっぱり2クールだからこそのたっぷり感が」
くむ「そうね。1クールしかなかったらこれはやれないお話だと思うよね。でもそのおかげですごく深みが出たというか。良いエピソード挟んできたなと思ってね。その16話を見たからこそ今回特集しようと決めたわけですけど。いや、感動したわって思って。正直」
美樹「この両親のエピソード自体もすごくよかったですけど、仲直りのきっかけを作ったのが色葉ちゃんだったり、家族が一緒にいられるように頑張って動いたつっつんだったり。二人の良さも引き出していたし。それこそ半年の付き合いという前提ではありますけど、両親にも認められて、相思相愛の二人。本当に期間限定の関係じゃないでしょ、という希望も持てるエピソードだったなと思いますね」
伊東くんの恋もかなって、次は石野さん? みんな幸せになってほしいけれど、そういえばつっつんと色葉ちゃんは半年という期間限定で付き合い始めたのでした。冒頭から不穏な空気もありましたよね…。一体この先どうなるのか、最後まで見届けたいと思います!
(笠井美史乃)