早くも語りたくてしょうがなかったんです! そこ☆あに『プラネット・ウィズ』特集まとめ

今週は、夏アニメ新番組からいち早くピックアップ『プラネット・ウィズ』特集です。ぱっと見では夕方の子供向け枠かな? という印象もあったのですが、第1話から大の大人が考え込まずにいられない設定、謎だらけのキャラ、ヤバい兵器と、大量の情報がたたみかけ、呆然としながらも食いつかずにはいられません。収録時点では第3話まで視聴済み。ほとんど何もわかっていない段階だけに、考察・妄想トークもイキがいいですよ♪

今回から新しく、ぷーちゃんこと丸井ぷうさんが参加しています。ぜひ応援してください!

https://sokoani.com/archives/12069.html
■少年マンガ風なつかしテイストにメイド&謎猫…って何アニメ?!
蒔田「最初は、懐かしさとか少年マンガテイストとかがちょっと苦手だったんですよね。メイドさんが出てきたりするじゃないですか。よくわからない生き物もいるし、そういうテンションか…と思って見ていたんですけど。ネビュラウエポンが出てくるあたりで、あれ? ちょっと闇を抱えているようなもの?背景の設定とかが怖そうなアニメ? 表向きにはこんなに明るい感じなのに…これどっかで味わったな…あ、機動戦艦ナデシコだ! と思って」
那瀬「なるほど」
蒔田「ちょこちょこ入る脱力系ギャグといい、これはもしかしたら好物の部類かもしれないと思って見始めた、という感じでしたね」
那瀬「私はすごくコロコロコミック臭を感じていたけれども、これは違うな! というところに今は来ていますね」
丸井「ロボットアニメはもともと好きなんですけど、ちょっと子供向けなのかな、グレンラガンとか熱血系の方に進むのかなと思って。それが、主人公が敵なの?味方なの?みたいな。何視点で描かれているんだろう、というところで私も違うなと思いました」
那瀬「逆に興味を沸かせて食いつかせる。噛みにくるなじゃくて食いつかせるタイプの1話だったと思います」
小宮「私が一番惹かれたのもそこなんですけど。ミステリーとか謎がすごい好きなので、1話で全然何もわからない、何?何アニメ?と思って。いろんな視点で、いろんな要素が入っているアニメだなあと思いましたね」
那瀬「とにかくこっちの固定概念をひっくり返す情報操作がうまい、駆け引きがうまいなという感じがするよね」

■生理的に嫌…だけど見ちゃう、ネビュラウエポンがヤバい
蒔田「あの1話のにっこり笑ってる、猫? 間違った字で『平和』って書いてあるのが、なんか別の字に見えるんじゃないかなと思って見てしまう、みたいな」
那瀬「それ。ただただ気持ち悪いものを作るなら技術力でもできると思うんだけど。このネビュラウェポンの気持ち悪さって、生理的に無理な部分と、平和って書いてある無理さ。握手しようとしている手がいっぱいある、というはもうデザイン面じゃない気持ち悪さだよね」
蒔田「それで、あれがいっぱい出てくるところを見たいし、あれ以外のデザインが出てくるんだったら、それも怖いもの見たさで見たくなる」
丸井「猫というかわいいものをモチーフとしているのになぜか気持ち悪いという」
蒔田「しかも、ちゃんと猫じゃないから。猫、なのかな?という。色々深読みさせられるタイプのデザイン。だから、ネビュラウェポンが出てきたことによって、この話はいろんな見方ができそう。何が言いたいんだろう、みたいなところを、画面を見て考えなきゃいけない系だな、というのを見せられた感じ」
那瀬「普通じゃねえ! と思わされた、一番大きな仕掛けだったかもしれないね」

■その意味は? 理由は? 考察・推測・妄想が止まらない!
小宮「(念動巨神装光のモチーフを)動物だから十二支かな、とか考えていて思いついたのが星座だったんです。シリウスというのも星の名前だったから、もしかしてと調べてみたら当てはまる星座があったので」
那瀬「クマとかは普通にあるもんね。虎もあるんだ」
小宮「虎はね、オリオン座なんだって。中国で白い虎に見えると言われているらしいよ。でも、ネズミだけないの」
那瀬「ネズミの星座がない、ってこと?」
小宮「そう、だから根津さんは今後どうなるの?って、思っちゃいます」
那瀬「根津さん! もう次の話で何かしら起こりそうな人だけど」
蒔田「名前で何かしらあるとしたら、それこそ高天原(たかまがはら)なんてすごい珍しい名字だし、高天原って神様いる場所かなんかじゃなかったけ。でも、今の所あの子はただの委員長だし、どうなるのかな。みたいなことはすごいいっぱいあるけど」
那瀬「後々絡んでくる可能性あるよね。というのも、1話であれだけ高天原さんがUFOについて語って、そのオカルト研究会が3話に出てくると思ってなくて。こっちが伏線と思ってない伏線を拾ってくる作品だなと思うと、何かありそうな気はするよね」
蒔田「オカルト研の後ろの本とか、ハヤカワっぽいものがあったりとかさ。色々こだわってんな、という。遊びのためのこだわりなのか、下手したら伏線がそういうところに隠れているのか。そういう、油断を許さないタイプだよね」

話数ごとに作られる公式の相関図、キャラクターの名前やルーツ、主人公・宗矢が肉を食い逃し続けるワケまで、考えだすと全てが伏線に見えてしまう展開にやられっぱなしです。そして詰まるところ『プラネット・ウィズ』… with「何」なの? 今期絶対に目の離せない1本ですよ!

(笠井美史乃)

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