出るキャラ出るキャラみんなラノベ作家、血の繋がらない妹、なんというラノベ世界! 今週の特集は『エロマンガ先生』です。伏見つかさ原作といえば『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』ですが、それに続いてこちらも妹もの。紗霧ちゃんのカワイさ健気さにやられる人続出のようですが、そこあに的には山田エルフ先生が評価高い?!
■設定もキャラクターも、これぞラノベ!
くむ「すごいですね、この年齢設定。あまり意識せず見ていたので、エルフとムラマサが中二だと初めて知りました」
くむ「年齢設定も含めて、リアル中学生感が全然ないところが」
美樹「しっかりしてますね。今の中学生、これくらいしっかりしているのかもしれない」
くむ「典型的に、どこの家にも親がいないというね」
小宮「ライトノベル作家は若くなってしまったんですね」
くむ「あとは家庭に何かがありそうなのを全員抱えているところも典型ですよね。このテンプレ世界の中で今回のヒロインたちっていうのは、誰か好きになれるかもしれない感があるじゃない」
小宮「そうですよね、魅力的な感じですよね、各方面に」
くむ「一応、メインヒロインであろう紗霧ちゃんを好きになれなくても、他のキャラクターで補完できるというのが素晴らしいんじゃないかと思って見ていますけどね」
■女子にも人気って本当ですか?
くむ「これ多分、男女で感想がぜんぜん違うんじゃないかな」
小宮「私は一般的な女子の感想とはまた違うかもしれないと思います。女の子のキャラクターが好きな女子っているじゃないですか。アイドル好きな女の子とか。そっち系の女の子には結構ドンピシャかなと思います。Twitterとかでも、藤田ニコルさんがツイートしてたりして」
くむ「そういう意味では、作品的には下手したら女子から嫌われてもおかしくないのに、意外と受けてるんじゃないかっていう気がする作品ですよね」
美樹「意外と女子に人気あるんじゃないかという感じがします。『エロマンガ先生』というタイトルの割には、女子も当たり前に喋れるようなおしゃれさとか可愛さが詰まっている作品だと思います」
■エルフはなんで正宗を好きになったのか(謎)
美樹「問題児ではあるじゃないですか、性格上。だからこんなに受け入れてくれる人がいなかったんじゃないですか? お兄ちゃん的にももう結婚してあげてくれというくらい」
小宮「14歳だから、出会いが初めてだとすると些細なことでときめいたり」
美樹「(エルフは)稼いじゃってるし、偉そうだし、同級生なんてへでもないとなったら・・・」
くむ「そう考えると年上で自分のことを理解してくれそうなレベルの。大学生までいくと離れすぎちゃうから、というのもあって。理想的な年齢差がこれくらいだったんだなというのがありますね。でもなんか、ほんとエルフはお姉さんみたいだよね」
小宮「どちらが年上なのかわからなくなる感じですよね」
くむ「しかも紗霧のことを理解した上で、このメンバーの中で一番空気が読める子じゃない。だからムラマサへもちゃんと言いなさいよと勧めたりしたわけじゃない。何、あのお母さんポジション。あの子は歳とったらめちゃいい女になるよ」
美樹「嫁にもらうならエルフか!」
デザイン的にもポップでキュートなところが、このタイトルでありながら女子にも人気がある理由かもしれませんね。そういえば、このタイトルにもなっている紗霧のペンネームはなぜこれに? 原作では明かされているようなので、アニメでそこまで触れられるのかどうか……いずれにせよ全く決着はつかなさそうなので、最後までヒロインたちのカワイさに癒されつつ楽しみたいと思います。
(笠井美史乃)