言葉少ないセリフの裏まで読みたい! 1月新番組『ACCA13区監察課』最速先行上映会レポート

12月21日、1月から始まる新番組『ACCA13区監察課』の最速先行上映会が都内の劇場にて開催されました。

原作はオノ・ナツメの同名コミック。「ACCA(アッカ)」とは、13の自治区から成るドーワー王国にて、警察・消防・医療などの機能を統括する巨大組織の名前です。主人公はその本部の監察課副課長であり、「もらいタバコのジーン」の異名で呼ばれるジーン・オータス……。オノ・ナツメらしい独自の世界観に、クールな色気の漂うオトナな作品です。

イベントにて上映された1・2話では、そんな組織とジーンの日常、彼を取り巻く人々を追いつつ、どこかに存在するらしい不穏な動きの予感までが描かれました。上映後に行われたトークイベントには、ジーン役・下野紘さん、ニーノ役・津田健次郎さんが登壇。お二人とも黒のジャケットに黒のブーツ、胸には先行販売されたグッズからACCAのワッペンブローチという出で立ちです。


ACCA本部の制服のような黒づくめで登壇した、ジーン役・下野紘さん(左)とニーノ役・津田健次郎さん(右)

お二方もつい先ほど1・2話を見たばかり。感想を訊ねられると下野さんは「思い描いていたよりも明るい」と言い、津田さんもそれに同意の様子。

「原作を読んで勝手に、いつも少し影が入っているような印象だったので。実際に見させていただいて、自分がイメージしていたよりさらに色々と広がりがあって、すごく面白く感じました。自分が出ているのに(笑)」(下野さん)

独特の間や行間の会話が特徴的な作品だけあって、主人公ジーンも表情や言葉から感情が見えにくいタイプのキャラクター。そんな言葉数の少なさを「音楽に助けられている」(下野さん)という部分も見どころになりそうです。


オーディションでは「(オトナな印象のジーンは)自分には無理なんじゃないか」と思ったという下野さん

津田さん演じるニーノもまた、本心の読めない人物。ジーンの親友で重要な役どころ


ニーノは「なんとも言えない不思議な空気を漂わせた人」。繊細に繊細に演じていると言います

感情が見えにくい人物だからこそ、他のキャラクターのセリフや表情から何を伝えているのかを必死に汲んでいるという下野さん。一見、湿度低めな会話のようでいて、実はその裏でものすごい感情が行き交っていると思うと、一言の重みが違って聞こえます。映像や音に現れない「いろんなものの匂いを感じていただきたい」という津田さんも、「やり取りが本当に楽しいです」と語っていました。

この他、下野さんのいじられキャラぶりや、作品と同じく凝ったスイーツが充実していることなど、アフレコ現場の和気藹々とした様子が語られ、最後まで笑いの絶えないトークイベントとなりました。

「先行上映にこんなに沢山の人に来ていただき、本当に嬉しいです。原作を読んでいる方はもちろん、読んでいない方にも、必ず何か好きな要素があると思います。なかなかの展開をする作品で、超エンタメしています。キャストも楽しみながらすごく繊細に、かつ大胆に演じていますので、ACCAの世界を楽しんでいただけたらと思っております。ぜひ応援してください」(津田さん)

「キャスト、スタッフみんなの熱意が本当に詰まっていますし、スタジオで和気藹々としながらも真剣に作っています。いろんな人に楽しんでもらえる作品になっていると思います。みなさんの前で話したいことがまだまだありますが、熱意を持って収録に臨んでいきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします」(下野さん)

『ACCA13区監察課』は、2017年1月10日よりTOKYO MXほか各局にて放送開始。また、原作は最終巻となる第6巻が12月24日に発売予定となっています。

  
  
  
第1話より

【テレビアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト】
http://acca-anime.com/

【公式ツイッターアカウント】
https://mobile.twitter.com/ACCA_anime

◇TVアニメ (C) オノ・ナツメ/SQUARE ENIX・ACCA製作委員会
◇原作 (C) Natsume Ono/SQUARE ENIX

(記事 笠井美史乃)

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