魂のぶつかり合うアクション！『コードギアス亡国のアキト』最終章舞台挨拶レポート

wZERO部隊の長き戦いがついに終わる……！『コードギアス亡国のアキト』最終章「愛シキモノタチヘ」上映が2月6日より開始され、都内の劇場では早朝からの初回上映終了後にキャスト・スタッフ登壇の舞台挨拶が行われました。登壇したのは、入野自由さん（日向アキト役）、松風雅也さん（シン・ヒュウガ・シャイング役）、寺島拓篤さん（アシュレイ・アシュラ役）、赤根和樹監督、サンライズの河口佳高プロデューサーです。

（左から）寺島拓篤さん、松風雅也さん、入野自由さん、赤根和樹監督、河口佳高プロデューサー

2012年に始まった第1章から足かけ4年。登壇者のみなさんは、ようやく今日という日を迎えた気持ちを語りました。

「素直に面白かった」という入野さんは、迫力たっぷりのアクションシーンについて「派手なだけでなく、とにかく気持ちのぶつかり合いで、機体で戦っていても生身の人間の魂のぶつかり合いが感じられた」と、その重みを表現しました。

赤根監督そんなアキトを「クールで狂気じみた男から、どんどん本来のアキトに戻していく」ことを主軸に物語を描いてきたといいます。最終章では特に優しい表情を見せ「可愛らしくて自分でも気に入っています」と語りました。

しかし、河口プロデューサーによるとそんな監督も「途中では『ダメだ、ハッピーエンドになんかならない！』と（笑）」頭を抱えることもあったそうです。

松風さんは登壇するなり「レイラ・マルカル役の坂本真綾です！」と挨拶して会場の笑いをさそいましたが、作品については「本当に1秒もムダのない、素晴らしい作品」と真摯に回答を。シン役は「かなり大変というか、おいしいというか、本当にやりがいがあって、松風個人としては精神崩壊ギリギリのところでした（笑）」とアフレコを振り返りました。

寺島さんは「見所がありすぎて」と言いつつ、戦闘シーンについては「ここへ来てまたググッとメカの性能が上がり、それがちゃんと最終章のストーリーに絡むように作られているのがすごい」「壮大な話でしたが、最終的には人間らしいストーリーに」など、いくつものポイントを挙げました。

同作では、テレビシリーズとは少し違う「ゆがんだギアス」と言われたシンの能力が物語のポイントのひとつ。スピンオフ作品ではありましたが、ギアスの存在についてはシリーズで連続しており、監督としてはその意味に踏み込む意図もあったといいます。

舞台挨拶の最後に赤根監督は「自分でもこのフィルムはけっこう気に入っていまして、4回くらい見直していますが、イケてるなと思っています」と、作品への自信を語りました。また、入野さんは最終章まで応援を続けてくれたファンに感謝を述べ、「1章から見直すともっともっと広がりを持つ作品だと思います。これからも応援をよろしくお願いいたします」と、長く続いたシリーズを締めくくりました。

　　
　　
　　
最終章より

『コードギアス亡国のアキト』最終章「愛シキモノタチヘ」は、新宿バルト9、シネマサンシャイン池袋ほか36館にて全国ロードショー。Blu-ray＆DVDは4月22日リリースとなっています。

コードギアス亡国のアキト最終章 (初回限定版) [Blu-ray]

初回限定版 Blu-ray
【封入特典】24Pライナーノート・12P スペシャルブック(仮)・キャラクターデザイン原案・CLAMP 描き下ろし全巻収納 BOX
【映像特典】ピクチャードラマ・劇場特報・CM集
【音声特典】オーディオコメンタリー
【仕様】キャラクターデザイン木村貴宏描き下ろしスリーブケース・総作画監督:島村秀一、前田清明描き下ろしジャケット

■公式サイト：http://www.geass.jp/akito/
■公式Twitter：@GEASSPROJECT
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（記事笠井美史乃）