「弱虫ペダル GRANDE ROAD」テーマソングライブレポート

3月8日、コミックス累計発行部数1,300万部突破の大人気TVアニメ「弱虫ペダル GRANDE ROAD(グランロード)」のテーマソングライブがタワーレコード渋谷で行われました。
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トップバッターはROOKiEZ is PUNK’D。
オープニングから「GRANDE ROAD」第2クールOPテーマ「リマインド」を披露。
会場は一瞬にして熱狂に包まれました。
MCではベース&コーラスのRYOTAさんが前日3月7日は主人公である小野田坂道くんの誕生日であったことに触れ、「弱虫ペダル」への思い入れは深いというメンバーの無邪気な笑顔が印象的でした。
続いてファーストシーズン第1クールOPテーマ「リクライム」。観客席から送られる声援が作品と重なり、胸が熱くなりました。
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「TVでアニメの主題歌として自分たちの歌が流れるのももちろん嬉しいけど、『弱虫ペダル』に関わってきて、こうやって直接自分たちの音楽を聴きに皆が会いに来てくれることが一番嬉しい。本当に感謝してる。本当は、俺は自分が嫌で嫌でたまらなくて、違う自分になりたくて。自分で曲作って、歌を歌うようになって。今のステージに立ってる。やっぱりまだまだ、そういう自分になれてないし、もっともっとなりたい自分があるし。きっとここにいるみんなも、いろんな願いとか叶えたい夢があって、たまには辛いこととか苦しいこともあるんだと思うけど、こうやって応援してくれる皆がいるから、俺らは歌を作って、ちゃんと前に進んでる姿を見せて、勇気を与えていきたいと思ってるんだ。せっかく『弱虫ペダル』で出来たこういう繋がりを、ここで終わらせるんじゃなくて、これからも一緒にいい景色を見ていきましょう。いつも本当にありがとう!」(ヴォーカル&ギター SHiNNOSUKEさん)
ラストは「皆の願いが叶うよう、気持ちを込めて歌います!」の言葉から、「GRANDE ROAD」第1クールEDテーマ「リアライズ」。

圧巻のパフォーマンス後は、雰囲気一転まったりとしたトークコーナー。
「『リクライム』を作る時は、どんなのがあうかなって模索しながらだったんですけど、『リマインド』を作る頃は『リクライム』『リアライズ』とやってきて、自分たちの曲を超えてかなきゃいけないっていうプレッシャーを感じました 」
「『リクライム』は造語で『登りなおす』っていう意味で(タイトルを)」つけて、『リアライズ』は『実現する』っていう意味の単語で…、特にそこで『リ』っていうのをかけてたわけじゃなかったんですけど、カタカナ5文字で『リ』っていうしばりが、なんかできちゃいましたね(笑)」
といった楽曲制作の裏話を聴くことも出来ました。

「リマインド」のOP映像と歌詞のリンクを掘り下げるコーナー「『リマインド』分析しちゃいます!」では「『細い糸をつなげ』まではIH前半を振り返ってるんですよね」「『リマインド』は総北に寄せてOP映像を作ったんです」「ラストのコーラス部分は楽曲を作っている時にT2(総北2年生)とかサポートメンバーを思い浮かべてたんですけど、映像を見たらイメージ通りになっていて嬉しかったです」など、より作品を楽しめる解説に加え、「鳴子劇場(15話)の収録の時はテストから役者さんとマネージャーさんが泣きはじめてて」「鳴子役の福島さんが収録終わったあとに若干酸欠気味に…」などなど、司会をされていた東宝の宣伝担当の下山さんによるアフレコ裏話も飛び出し客席からは絶えず歓声があがっていました。

続いて登場したのはLASTGASP。
「GRANDE ROAD」第1クールOPテーマ「Determination」で会場を一気にLASTGASP色に染め上げました。
「今までバンドをやってきて、いいことより苦しいことのほうが多くて、そんななか、幸せってなんだろうってずっと考えてて、でもそういうのって見つけるのはすごく難しくて。そんなに簡単に転がってるものじゃない。辛いことのほうがきっとたくさんたくさんあって、そんな日々の中で、今日は本当に最高な日です。ありがとうございます」(ヴォーカル&ギター 岡田勇希さん)
「すげー大事な気持ちを込めて歌います。うたえる人は、でっかい声で一緒にうたってください」と、劇場上映作品『弱虫ペダル Re:RIDE』主題歌「days」は会場一丸となって大熱唱。
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トークコーナーでは「弱虫ペダル」ファンだという岡田さんとギター&コーラスの小野田 稔さんが、それぞれお気に入りのエピソードを紹介。
岡田さんはGRANDE ROAD第8・9・10話から「荒北VS待宮」をあげ、「荒北くんが大好きで、『days』も実は荒北くんの曲なんです。歌詞に台詞をいれちゃったりもしたんですよね」との言葉には客席から歓声が。なんと、いつでも機会があれば描けるように荒北くんのイラストの練習までしたそうです。
小野田さんはGRANDE ROAD第3話の「御堂筋の過去」のエピソードに「めっちゃ泣きました」「このエピソードで御堂筋くんに一発でやられました」と力説。
お二人とも毎週放送を楽しみにしているとのことで、作品への愛がひしひしと伝わりました。
ここでも、東宝の下山さんから「御堂筋役の遊佐さんは毎回収録の前日に、京都出身ではない野島裕史さんのために石垣の台詞を京都弁で録音したデータを送ってあげているらしい」など、アフレコの裏話がありました。

ラストを飾ったのはMAGIC OF LiFE。
ファーストシーズン第2クールOPテーマ「弱虫な炎」、EDテーマ「I’m Ready」を続けて披露。会場のボルテージは最高潮に。
「主題歌の話をいただいてから『弱虫ペダル』に夢中。今日、こうやって『弱虫ペダル』のファンのみんなにあえて本当に嬉しいです。俺らの音楽に出会ってくれてありがとう(ヴォーカル&ギター 高津戸信幸さん)」
高津戸さんの真っ直ぐな言葉は心に響き、言霊を感じました。
「俺らは、変化を進化にするために、前に進んでいく。見えないから、見えないからこそ、俺らは一秒先を生きる。栄光への一秒を!」
魂の叫びと共に、ラストを飾ったのは「GRANDE ROAD」第2クールEDテーマ「栄光への一秒」でした。
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高津戸さんは、宇都宮で開催されたジャパンカップサイクルロードレースでライブを行ったときに原作者の渡辺航先生にお会いしたこともあるそうで、「童心のまま大人になったような方で、礼儀正しいけど茶目っ気もあって、こころを持っていかれるような、そんな素敵な方でした」と素敵な笑顔。
MAGIC OF LiFEは宇都宮のロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」の公式テーマソングも担当されることになったそうです。

フィナーレは三組のバンドメンバー全員がステージ上に集結。
「まだまだみんなと一緒に遊んでいきたいと思っているので、これからもよろしくお願いします!」(ROOKiEZ is PUNK’D ヴォーカル&ギター SHiNNOSUKEさん)
「またここに立てて嬉しかったです。これからも楽しいことをやっていきます!」(LASTGASP ヴォーカル&ギター 岡田さん)
「僕らも来月は地元の栃木でフェスをやったりして色々予定しております。これからもこの3バンドのライブを見に来てください!よろしくおねがいします!」(MAGIC OF LiFEヴォーカル&ギター 高津戸さん)
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それぞれのアーティストの全身全霊で真っ直ぐなパフォーマンスと、『弱虫ペダル』という作品の持つ熱が融合し、新しいドラマを感じる素敵なライブでした。

5月には、ROOKiEZ is PUNK’D、LASTGASP、MAGIC OF LiFE、そして主演キャスト15名が出演する「LE TOUR DE YOWAPEDA~ツール・ド・ヨワペダ~ 2015」が開催されます。
これからも、3バンド、そして「弱虫ペダル」から目が離せません!

◇アニメ「弱虫ペダル GRANDE ROAD」 http://yowapeda.com

(記事 三浦愛恵)

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