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強烈すぎ! 僕たちのウザキャラ新基準・堂嶋大介 そこ☆あに『revisions リヴィジョンズ』特集まとめ

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今週は、ようやく来ました!『revisions リヴィジョンズ』特集です。青田買いの時からタイミングを見計らっていましたが、地上波放送が11話まで終わったいまなら、ということでピックアップ。実はNetflixでシーズン最初に全話配信されていて、一気見したスタッフの間で非常に好評だった作品です。SF的な設定も面白かったのですが、何より話題の中心は主人公・大介に集中しています。その理由とは…?

53:30以降は最終話のネタバレを含みますので、ぜひ視聴してからお聞きください。

そこあに「revisions リヴィジョンズ」 #575
「そこ☆あに」575回目は『revisions リヴィジョンズ』特集です。 2019年1月よりフジテレビ深夜アニメ枠「+Ultra」で放送...

■こんなにウザい主人公、ありですか?
くむ「最初に見たときにウザ!って思いましたし、ウザいという印象がこれほど似合う主人公は今まで見たことないですよ私は」
蒔田「新しい内山(昂輝)くんという感じで、僕は非常に嬉しかったです。すごくサマになっているじゃないですか、ウザさが」
たま「ここまで強烈な人に出会うことはなかなかないと思うけど、実際にああいう性格形成の仕方というのは、ケースとしてはあるので。2話のタイトル『勇者願望』、あれがまさに“ヒーローコンプレックス”とか、“メサイアコンプレックス”そのものだから。ただ、変な人ではあるんだけど周りがどう接するのかがすごく気になっていたかな」
蒔田「悠美子先生にしろ区長にしろ署長にしろ、誇張はあれど、こんなやつおらんやろ!というところまでいかないじゃないですか。でも大介だけは明らかに、こんなやつおらんやろ!というところにいっているような気がしてならんのですが…」
小宮「誇張はもちろんあると思うんですけど、こういう性格が側(はた)から見てわからなくても、内に持っている人はいるんじゃないかと若干思うところはあります。例えばTwitterとかネット上だと、これに近しい人っているかもしれませんけど、現実で見ることはないじゃないですか。そういう内に秘めたものを出したキャラクターという意味では、私はリアリティを感じていて。すごい嫌いなキャラではあるんですけど」
たま「(笑)確かに、内面に持っていても普通は周りと揉めるからそんなにオープンに出さないはずなんだけど。彼、めっちゃフルオープンなんですよね」
蒔田「でも見ていくうちに、ある意味この状況で大介にヘイトが向くことで救われているんじゃないかな、この人たち、というところがあったりして。それを見ると俺は大介のことを嫌いにはなれないんだな、という。ウザいんだけど」
くむ「最終話まで見ると、ちゃんと主人公でしたよね。ウザいんだけど」

■大人たちの描写もしっかり見所
蒔田「大人のシーンが、劇としては楽しいし、ストーリーとしては面白いし。そんな感じですね」
くむ「好き嫌いだけでは判断できないことや、こういう極限状態に置かれたらどういう行動をとるのかというところが、面白く描かれていたのかな。もちろん人が死んだりしているので悲しい部分もないわけではないんですけども」
蒔田「嫌なものも含めて、見せ物として成立しているみたいなところがありますよね」
くむ「9話あたりでは大人たちも内部崩壊していきますからね。そして一応そこまで上で引っ張ってきた人たちがどっちも死んじゃったわけだからね」
小宮「大人の方が、人間て崩壊していくのかな。人生長いのもあるし、手に入れているものが多くて、日常が壊されることを理解できないのかなと。大人の方が汚い部分、人間のめんどくさい部分が多く出ているとも思うし。主要メンバーでも高校生は結構みんなピュアというか、前向きな人が多いじゃないですか」
蒔田「完璧に悪役、って一言でそれは言えない作品だから。やっぱり牟田さんを殺した署長は、そういう意味でも、けじめとして作品的にあそこで倒れなきゃいけなかったんだろうなと思えたりもして」
たま「確かにね。やっぱりどうあがいても、あそこは法治国家なわけですよ。で、人を殺してしまったらそれなりの報いは必要というのはあるのかもしれないですね」
蒔田「だから、退場したのかな。そういう見方もできて面白いなと」
くむ「大介をちょっと大人にする意味もあったのかもしれない」
蒔田「そうそう、いろんな意味合いが黒岩さんの死にはあったので。よくできてるなって」
たま「彼がどこで退場するのか、どう退場するのかというのはすごい大事な意味を持つだろうなとは思っていたので。あと絶対退場するだろうなと思ってた。いい人だったから」

■堂嶋大介、主人公としては正しかった!
くむ「なんだかんだ言って、この作品は大介の作品ですよね」
蒔田「それは間違いないですね。今この特集でさえも、大介の話がどんだけ出ているか」
くむ「8割大介の話をしている」
たま「他のキャラクターの10倍くらい話しているもんね」
くむ「そのくらい、好きになれる・嫌いになれる、いろんな意味を込めてやはり主人公だったな、という気がします」
蒔田「主人公だった、というのは間違いない。主人公をやったという意味では彼は100点だったと思いますよ」。それがオーソドックスなものだったかと言われるとちょっと違うんだよな、というだけで」
たま「確かに」
くむ「強烈過ぎて、SFのお話の部分とか、霞むくらいですからね(笑)」
たま「逆に言えば、他の全ては割と王道なラインを辿っているのに対して、主人公がめっちゃ異質、というのがこの作品の個性なのかなと思いますね」
蒔田「あいつだけ変化球だからね」
くむ「これはこのキャラだったから、物語にここまで惹かれたのかもしれない。言ってしまえば、ありそうなネタをいっぱい混ぜたSFものじゃない? でも、ここにあの堂嶋大介という強烈なキャラクターを持ってきたおかげで見続けちゃったのかなと思います。好き嫌いという意味では嫌いだったけど」
蒔田「マジで? 僕、好きだったけど」
たま「大介はね、大人になったところを見てみたいなという気持ちは強いんだけど、関わりたいかというと、遠くから見ていたい」
小宮「作品としては正解じゃないですか? 私は大介がどうなるかを見たいがために、どんどん次の話を見ていたような気もするので」
くむ「うん。だから正しかったんだよね」

アニメ界の「ウザキャラ」を再定義するほどの強烈な印象を残した大介。あれが苦手だった方にはむしろ一気見がおススメなのでは…という意見も出ていますので、離脱してしまった方はこの機会にリスタートしてみてはいかがでしょうか?

(笠井美史乃)

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