今週は青田買いでもプッシュしていた『私がモテてどうすんだ』特集です。一見すると乙女ゲーかに見えるイケメン豊富なビジュアルですが、主人公が腐女子なので思わぬ方向に……。その発想、腐女子のみなさんの共感を呼ぶかと思いきや、意外にも男性アニメファンに刺さってる?!
◾︎ ギャグと恋愛(?)、絶妙なバランス
くむ「1話でキレイになった彼女に群がっていく男ども、結局お前ら顔か! と。そこはちょっとどうなんだろうと思ったんですけど」
美樹「でも、主人公の花衣ちゃんの性格が分かってくると納得しません? 本当に中身がいい子だから。周りが群がってきた時にいい意味で意識していないという。もちろん腐女子的にはめっちゃ意識してますけど(笑)」
くむ「自分が恋愛することに対してはすごく疎いわけですよね。周りの連中もそれが分かってきて付き合い方を上手くやっている感じがコメディとして作品の面白さなんだろうなと」
◾︎ 小林ゆうさんがハジけてる
くむ「まさか女子高生役をやるとは思いませんでした。だって失礼だけど、カワイイ系の声ではないじゃない。それが見ているうちに芹沼さんはもう小林さんなわけですよ!」
美樹「太っているときの声がまたすごいですよね。リバウンドも自然でね。あんなに声変わるのかって(笑)」
岩本「自分が萌えるものを見つけた瞬間の、ガーッとアクセルがかかる感じの芝居も、さすが!って思いますよ」
◾︎ イケメン彼女・二科志麻、颯爽登場!
美樹「ヤバいですよね、あの人たらし加減は。羨ましいスペックだなあ」
くむ「またそれを沢城さんがやるというね。こんな濃いキャラが出てくるなんて驚きました」
美樹「趣味も花衣ちゃんと一緒だし、お金持ちだし、マンガも書けて、実際付き合ったら一番いいのは志麻ちゃんですよね」
くむ「いいんじゃないですか、付き合っちゃえば(笑)。誰と付き合ったら一番幸せかといったら二科さんでしょ。まさにナイトですよね」
美樹「BLもあれば百合もある、素晴らしい作品。このジャンルカオスがすごいですね」
オタク高校生の男子が突然モテまくる話は数あれど、このパターンは新鮮……。彼らの幸せを見守ることに自分の居場所を見出していた芹沼さんが、恋愛を自分ごとと認識できる日は来るのか? キャラの魅力はちろんですが、脚本から劇中劇まで分かってる人がキッチリ仕事して楽しませてくれる作品です!