「宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 そして艦は行く」初日舞台挨拶レポート

『宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 そして艦は行く』公開初日の8月24日、都内の劇場にてイベント上映恒例の舞台挨拶が行われました。
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今回登壇したのは、古代進役・小野大輔さん、島大介役・鈴村健一さん、そして出渕裕総監督。今回も、来場者一同起立・ヤマト式敬礼で登壇者を出迎えました。


小野大輔さん演じる古代進(左)と、鈴村健一さん演じる島大介(右)

ついにシリーズ完結を迎え、企画段階から5年近くに及ぶ”航海”を終えた『ヤマト2199』。出渕総監督は作品を振り返って「感無量、という言葉は簡単に聞こえてしまうかもしれませんが、他に替えるセリフもありません」と述べました。また「波あり、嵐あり、難所あり」の航海ながら、「一作のヤマトを作れること自体が嬉しかった」と言い、「デザインの面でいうと、僕個人の中ではパーフェクト」と満足感を見せると、会場からも拍手が贈られました。

小野さんは「皆さんが知っている”古代”を演じなきゃいけないというプレッシャーを感じていましたが、ある時、なりふり構わずやってしまえ! と吹っ切れた。それが古代なのかなと、今になって思います」と振り返りました。第七章の収録では「技術的に考えてやってもできなかっただろう」という演技の出来に、監督からも「最後はすごかったね」との評価が。

鈴村さんは、島を評して「周囲の人を気にかけて無口に見守るところがカッコいい」と言いながら、「カッコいいのに僕のセリフが少ないというジレンマが(笑)」と役者さんにとっては残念な面も。演じる中で「一年旅をして、すごく成長したキャラクターだと思う」と印象の変化を語りました。

第七章で印象に残ったシーンを訊ねられ、鈴村さんが「ありすぎて困る」と言いながらも「デスラーですね。絵を見たらますますどうなったのだろうと。」と答えると、小野さんも「気になりますよね!」と同意。また、最終回で島が森雪に声をかけるシーンでは「こっそりと恋心を秘めて演じていました(鈴村)」と告白。これは監督もここで聞くまで知らなかったそうです。

最終章ということもあって、これまで以上に話の尽きない舞台挨拶でした。最後に登壇者一人ずつのメッセージで締めくくられました。

小野「『ありがとう。』……以上です(会場拍手)。いろんな思いがありますが表現できなくて……。見てくださった方、スタッフのみなさん、支えてくれた方々、全員にありがとうございますと言いたいです。」

鈴村「当初、一体どんな旅になるのか誰も分からない中、たくさんの方から『今回のヤマトは面白い』という声を発信していただき、それをバネについに最終章へたどり着きました。たくさんの方に愛してもらい、本当に良い旅になったと思います。次の作品がないと島には色恋沙汰がないということなので(笑)、また次回作でお会いしましょう!」(監督からは「それは神のみぞ知る、です」とツッコミが)

出渕「昔お世話になった高橋良輔監督に、アニメの監督は何がキモなのかと訊ねたら、『カッコいい予告編が書ければそれでいいんだよ』と言われ、その時、予告は自分で書くと決めました。(パッケージ版の)予告では毎回最後に『人類滅亡まであと何日』と入れてきましたが、(最終話直前の)25話の予告には自分なりにそれに代わる言葉を入れました。『旅に終りは無い』と。それが贈る言葉といいますか、自分の気持ちになると思います。」

『宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 そして艦は行く』は、全国16館にて8月24日より2週間限定でイベント上映中。なお、限定Blu-rayは劇場にて配布される「購入ご案内用紙」の内容に沿ってネット通販にて販売されます。注文受付けは9月9日正午12時まで。発送は10月10日より順次行われる予定です。また、通常版Blu-ray/DVDは10月25日発売予定です。

  

初回特典:特製スリーブ<加藤直之描き下ろし>
毎回封入特典:特製ブックレット
毎回映像特典:第五章、第六章ダイジェスト CM・PV集3 上映版次回予告3
 <音声特典> オーディオコメンタリー
他、仕様 ジャケットイラストはキャラクターデザイン結城信輝による描き下ろし

■宇宙戦艦ヤマト2199公式サイト:http://yamato2199.net
■公式Twitter:http://twitter.com/new_yamato_2199 (@new_yamato_2199)

©2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

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