平昌五輪のおかげで再燃、あの興奮と感動をもう一度! そこ☆あに『ユーリ!!! on ICE』特集Part4まとめ

今週の特集は『ユーリ!!! on ICE』特集Part4です。なんと4回目の特集になるわけですが、今なの? いえいえ、今だからですよ! みなさん、平昌五輪のフィギュアスケートはご覧になりましたか? 『ユーリ!!!』で競技の基礎知識を得たおかげで、楽しみ方がぐっと深まりましたよね。しかも今回の男子の競技の展開といったら! アニメとリアルの世界が交錯する、そんな展開に魅了されるのもまた、作品に心惹かれる理由なのかもしれません。

そこあに「ユーリ!!! on ICE」Part4 #520
「そこ☆あに」520回目は『ユーリ!!! on ICE』特集Part4です。 原案 久保ミツロウ×山本沙代によるフィギュアスケートを題材としたオリジナルアニメ。2016年秋アニメとして1クール放送されました。 今回冬季オリンピックを見ていて...

■なんと3名が「初見」、その感想は?
蒔田「いやぁああ、面白いです! すごいですよね、いいアニメが始まったな感がすごくある。日常のパートと滑っている時のパートのメリハリとかもすごくいいし、何よりも滑っている時の観客と本人たちの心情みたいなものがめちゃくちゃ伝わりやすくて、すごく入り込める。人間の良い面、人と人が関わって、良い方に精神が進んで行く、みたいなところが多分に含まれていたので、見ていて気持ちが良かった」
芦川「私もすごく感動しましたね。主人公の勇利が愛おしくなってくるような作品だなと思いました。試合の最中に、メンタルが弱いっていう特徴があるんですけど、そういう繊細な部分もありつつ、ある程度自分の感情をはっきり表に出すというのが。23歳というのはアニメでは結構大人な役割という描かれ方をすることが多いのに、大人にも子供にも、どっちに寄りすぎることもなくて」
水貴「私も一気に見ました。フィギュアという題材が、アニメと相性がいいなあと。音楽とか演出とか、思っていることをモノローグで入れられるとか。そういうのを、ずるいなずるいな、そして面白い面白い、ちくしょー!みたいな感じで見てしまっていたので(笑)。特に、個人的な趣味でもあるんですけど、すごく音楽が気になって。オリンピックが始まる前に見ておけばよかったと思いました」

■演技の”出来栄え”をアニメでどう演出するのか
くむ「転んだり失敗したりとかは露骨にわかりますけど、そうじゃない点数の差は、リアルで見ていても分かったり分からなかったりするレベルじゃないですか。それを絵で描いているので」
蒔田「水貴さんも言っていたように、独白でうまく行っている行っていない、ぱっと見は同じようでも今回は自信を持って滑れている、というところを表現できているのが。これはもうアニメの造りがうまいとしか言えない」
くむ「アニメでやるのはすごく大変な競技だと思うけど、その組み合わせをうまく作り出せたというのはすごいですよね。同じ曲を滑ってもより上手くなっていく、その部分をどうキレイに見せるか、というのはなかなか難しいものですよね」
蒔田「気を使わないとできないですよね。だからもう、本当にこっちが騙される。視聴者を雰囲気にどれだけ飲ませるか、ですよね」

■現実の世界と重ねて見てしまう面白さ
くむ「現実に今回リアルのフィギュアを見ていても、友情というか、その先に付き合う付き合わないはともかくとして、それに近いくらいの感情がお互いにある人たちがいても納得しちゃうなっていうくらい。スケートの師弟の関係も含めて、なんかめちゃ近いですよね。ライバル同士の間も」
那瀬「そうそう、羽生くんと同門の銀メダルだったハビエルの、あのやりとりとかも。ハビエル、今シーズンで引退するんでしょ。で、ハビエルに金をとって欲しかったよと、羽生くんが言っているというじゃない」
小宮「なんかみんなライバルなんだけど仲間なんだなって。今回オリンピックを見ていても、氷上のスポーツって、他の国との間でも仲が良かったりとか、ライバルがいい関係性を持てているんだなっていうのはすごい思って」
那瀬「作中でもインスタがよく出てくるけど、フィギュアっていろんな写真がよく出回るじゃない。その辺もシンクロしちゃうよね」

『ユーリ!!! on ICE』のおかげで、冬季五輪を3倍くらい楽しませてもらえました。男子も女子も、フィクションを超える名演技ぞろいでしたね。さあ、次は新作劇場版です。いつ公開になるのか、ひとまわり強くなった彼らがどんなストーリーを、どんな演技を見せてくれるのか、ぜひ楽しみに待ちたいと思います!!!

(笠井美史乃)

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