発足時からずっと応援してきたそこあにとしては、やらざるを得ません。今週は『ゼーガペインADP』特集です。2週間の限定上映を終えたばかりではありましたが、さすが訓練されたセレブラントの皆様だけあって、ネタバレなしで感動を綴るという高等技術を駆使したコメントをたくさんお寄せいただきました。ありがとうございます! ADPを語るということは、自分自身の10年を振り返ることでもありました。懐かしい……けれど、ADPは振り返るだけじゃない道を示してくれましたよね!
なお後半(35分)以降は細かなネタバレありで語っていますので、まだご覧になっていない方はご注意くださいませ。
■見たかったものが、ここにありました!
たま「10年応援すれば、こうして叶うこともあるんだなと思うとすごく嬉しくて。新しいエピソードを見られるなんて思っていなかったので」
くむ「(前情報では)一応、総集編ということでしたからね。で、まさかこんなスゴいものが生まれるとは思わないですよ、普通(笑)」
たま「新作パートは15分くらいですか? それ以外は既存の映像を使いながら作ってくれたというのがすごく嬉しくて。見たかったじゃないですか、あそこ」
くむ「そして、これぞゼーガという終わり方が! テレビシリーズのファンなら納得だと思うし、初めてゼーガに触れた人ならいい導入になるでしょうから。というか、これ見たら見続けるしかないでしょう!」
■夕方6時、当時小学生でしたという投稿も
くむ「過去に、なぜ深夜アニメじゃなかったのかとインタビューで聞いたことがあるのですが、子供にも見てほしかったと言われていました。その意図はちゃんと成功していたということですね」
たま「それくらいの年頃に思い切り傷を残していくような作品に触れるって、すごく大事なことだと思うんですよ。忘れないもん」
くむ「ゼーガペインて、ロボットアニメでありSFでもあるけど、やはりジュヴナイルものなんだよね。本来ならそれくらいの多感な頃に小説とかで読んでいるよな。だからこそ夕方の放送で見た子達が今大人になり、劇場に足を運んでいる。そう考えると、夢のある作品ですね」
■現役女子高生・カミナギも10年を経て
くむ「今回は声優さんたちもがんばっていましたよね。10年経って、高校生だったカミナギが花澤香菜として素晴らしい活躍をしているわけですよ。当時、良い棒と言われていた……」
那瀬「全然立場が違いますよね。だって当時、制服を着て収録に来ていたと今だにネタにされていますから」
くむ「その頃実際、決して上手くはなかったわけですよね。でもそこが味があってよかった。今回は、きちんとその良さを出しながら上手くなっているところがすごい。それは浅沼さんもそうでしたけど。だからADPを見て、まず二人とも違和感がなかったというのが、声優さんすげえというのも含めて感動したところでした」
10年目の夏を越え、再び動き出したゼーガ。そこあにスタッフはじめ多くの人の心をいろんな意味で震わせるのに十分なパワーをもった作品でいた。テレビシリーズ本編の意味合いさえ変わってくるほどの大きな衝撃を与えながらも、まだまだ、あの世界の真実に追いには足りません。また新たな作品で特集できる日を期待して!
(笠井美史乃)