“総集編”であり“新章”、10年目はまだまだ終わらない-「ゼーガペインADP」試写会&下田監督舞台挨拶レポート

イベント上映開始を控えた9月26日、都内の劇場にて「ゼーガペインADP」(以下、ADP)の関係者・マスコミ試写会が行われました。ADPは2006年に放送されたテレビアニメ「ゼーガペイン」の10周年プロジェクトとして制作されたもので、テレビシリーズの再編集に新規カットを加えつつ、新たな解釈のストーリーが描かれるという作品。10月15日より全国8劇場にて2週間限定のイベント上映が行われる予定になっています。

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7月に開催された10周年記念イベントでは新キャラクターが発表され、下田正美監督も「ただの総集編ではない」と語っていらっしゃっただけに、一体どんな展開が待っているのか……だって、ゼーガですから! と、ドキワクな気持ちで見に行って参りました ^_^v

内容については「ネタバレ厳禁」(バンダイビジュアル 宣伝ご担当・廣岡さん)とのことでここではお話できません。が、テレビシリーズを見たファンにとっては、そこ見たかった! というシーンや、あの人とこの人の馴れ初め、こんな記憶が……という、ゼーガの物語がより深くなる場面がてんこ盛りです。テレビシリーズの見方が若干変わるような作品だったと思います。と言いますか、これを見たら絶対テレビシリーズを見直したくなるし、テレビシリーズを見てから再び「ADP」を見ればもっと深く読み取れるところが増えるに間違いありません。

試写会では上映後に下田正美監督の舞台挨拶が行われました。監督ご自身も初めて大きなスクリーンでご覧になったという今回の試写会。その感想を問われると「感無量です」と、噛みしめるように答え、作品づくりに参加したスタッフへの感謝の言葉を述べました。今作では「総集編でありながら新作のストーリー」を、「ゼーガの世界観を逆手にとって」構築したという監督。制作にあたり念頭に置いたことが二つあったと言います。

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下田監督「一つは、セリフ的にも設定的にもテレビシリーズとの齟齬を完全に排除すること。二つ目は、ADPだけで完結するのではなく、このままテレビシリーズを見ていただいてもいいですし、テレビシリーズを越えて、新シリーズの第1章というくらいの気持ちでも作っているということ。閉じた世界の作品にはしたくなかった。その2点です」

また、10年という長い間、作品を応援してくれたファンに感謝を述べ「スタッフ一同、全力でサービスにかかった作品だと思います。当初より応援してくれた皆さん、最近知っていただいた皆さん、そして初めて見ていただく皆さんに向けて、この作品を届けたい」と語りました。

下田監督「ファンの皆さんは、ぜひ初めて見る方も誘って見に行っていただければと思います。できれば大きなスクリーンで、繰り返して見ていただければ、見る度に新しい発見がある作品になっています。10年目のゼーガペイン、まだまだ終わらないということで、これからもよろしくお願いします」

迫力の戦闘シーン、そして音響・音楽。可能であればぜひとも劇場でご鑑賞を! セレブラントの皆さんなら、ループする覚悟もできていますよね♪ イベント上映がスタートする10月15日まで、ぜひテレビシリーズを復習しながら待ちたいと思います。

<関連リンク>
ゼーガペイン10周年プロジェクト「ゼーガペインADP」
http://www.zegapain.net/10th/adp.html
©サンライズ・プロジェクトゼーガ


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(記事 笠井美史乃)

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