安定の酷さ(褒めてる)というご意見多数?! 今週は『この素晴らしい世界に祝福を!2』特集です。1期も楽しかったですけど、2期目はそれを土台にきっちり上塗りしてくれてますね(何を?)。正直、これ語ってどうすんの? という気もしましたが、いえいえ語るとがっつり盛り上がる作品でございました!
■このすば=うる星説、なんかナットク……!
那瀬「ベルティアの兜とか、何だ?と思ったら1期見ないと分からないですけど」
くむ「知らないなら知らなくても、どうでもいいかなっていうところがこの作品の魅力なんじゃないですか? 今、1クール制じゃない、アニメって。このすばは昔の百何十話とかあったアニメと同じなんですよ、ノリが」
小宮「確かに、そんな感じしますね。何話か抜けても大丈夫」
くむ「毎週、その週に見て楽しく笑えればそれでいい、みたいな。そんな感じがあると」
小宮「合間の1話だけでもぜんぜん楽しめるから、気兼ねなく見れますよね」
くむ「ある意味、ここ最近なかったタイプの気軽さ。同じパターンの繰り返しみたいなことも含めて、ラノベではあるけどまさにアニメ向きの作品だったんじゃないのかなと」
■舞台のようなライブ感アドリブ感
くむ「今のアニメってこれだけ自由に演技していいの? カズマ、ありえないでしょ、主人公だよ一応。どこまでゲスになれるのかとか、どこまでセリフじゃないセリフを言えるのかみたいな」
那瀬「そうなんですよね。ホントにどこまで脚本なの?って言いたくなります。アニメなんだから脚本に決まっているんですけど」
くむ「劇場版とか、しっかりお金かけて作っていればプレスコもありだと思うんですよ。でも少なくともこの作品でプレスコなわけはないので。だからある程度きちんと台本として用意された上で、どれだけ自由に演技しているのかはめっちゃ気になります」
小宮「公式サイトのインタビューに載っていたんですけど、1期でアドリブだったところが2期の脚本に書き込まれていたりしているみたいです」
那瀬「マジか!そっちをフィードバックしてるんだね。”ふひっ”て書かれているのかな、脚本に(笑)」
■ダクネスが可愛く見えるマジックにかかった人たち
那瀬「4話にでてきたバルター様、彼を通して見るとダクネスがちょっと可愛く思えてくるというか。ダクネスって、ヒロインしているんだなって思いませんでした? あれ、違う? 違うかな?(汗)バルターに対してはツンツンして、お前には屈しないぞ的な。そこだけすくえばけっこう可愛い気がしちゃう」
くむ「うう…うん、そうね。カズマの周りにアクアとめぐみんとダクネス、3人いるわけじゃないですか。どれを選ぶかと言われたら、めっちゃ悩むわけですけど……………………………………………………ダクネス、かなあ。ダクネスが可愛いっていうのは………………………………………………………………ちょっとは思うかもしれない。確かに、今期はララティーナ株上がってます」
那瀬「ね! おかしいですよね! 全員のモノサシがおかしいとダクネスも可愛く見えてくるっていう」
くむ「そういう意味じゃ今期あまりにもダクネスが活躍しすぎて、アクアの変人さがイマイチこう……」
美樹「いやいやいやいや」
お約束があるからこその新鮮さと、それを巧みにぶん回すギャグ。大がかりな仕掛けはないけれど、センスとパワーが魅力ですね。豪華ディナーではなく、帰りにコンビニで食べるアイスみたいな楽しさです。100話くらいまで普通に毎週見続けたいですね。まだ見ていない方は、今からでもぜひ!
(笠井美史乃)