そこあに増刊号「ぼくらがアニメを見る理由――2010年代アニメ時評」発売記念特集 vol.49

そこあに増刊号Vol.49 今回のゲストはアニメ評論家の藤津亮太さんです。書籍『ぼくらがアニメを見る理由――2010年代アニメ時評』の発売を記念して、アニメの批評に対する思いと向き合い方をテーマにお話をうかがいました。
可愛らしくてどこか見たことのあるようなキャラクターが並ぶ表紙が目を引く本著ですが、裏表紙を見ると『魔法少女まどか☆マギカ』から『天気の子』まで2010年代を代表するタイトルがズラリ。きっと見たことがある作品があるはずです。

今回は藤津さんが書く聡明で優しい批評のルーツを探るべく、「どんなふうにアニメを見てる?」や「カッコいい言い切りフレーズはどんなタイミングに思いつくんですか?」などなど、ここぞとばかりに率直な質問を投入! アニメに限らず、映像作品を楽しむときの参考になるお話ばかりでとても勉強になりました。作品数はどんどん増え、流行の熱が激しく上下する昨今ですが、どの作品に対しても“平熱”をキープする藤津さんの姿勢は見習いたいと強く思います。(那瀬ひとみ)

▇フィルムアート社 ぼくらがアニメを見る理由
▇藤津亮太Twitter @fujitsuryota


ぼくらがアニメを見る理由――2010年代アニメ時評『まどマギ』から『天気の子』まで

ぼくらはどうしてアニメを見つづけるのか?
2010年代のアニメはなぜ/何が面白いのか?

国内外、あらゆるジャンルのアニメを縦横無尽に見つめる著者による、
2010年代アニメをいま改めて「言葉でつかまえる」ための、壮大なスケッチがここに。

藤津さんならではの明晰でフラットな視点が、「知ってるつもり」だった作品たちの輪郭を、改めてくっきりと浮かび上がらせてゆく!——この風通しの良さこそ、いま必要とされる「批評」の仕事だと思う。
宇多丸(ラッパー/「アフター6ジャンクション」パーソナリティー)推薦!!

『君の名は。』『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『この世界の片隅に』『海獣の子供』などの劇場作品から、 『魔法少女まどか☆マギカ』『おそ松さん』『けものフレンズ』『宇宙よりも遠い場所』などTV放映作品、 『父を探して』『LEGO® ムービー』『スパイダーマン:スパイダーバース』などの海外作品まで、 2010年代アニメの何が人を惹き付けてきたのか。

本書はアニメ評論家として活動する筆者が、2010年代アニメ作品を多様な視点で読み解く一冊です。

人気連載「アニメの門」で展開された時評、そして各種雑誌等に掲載された論考を中心に加筆・修正を行い、 2010年代が終わりを迎えようとしている今、この10年間のアニメを改めてみつめなおし、 その広大な流れを掴むために絶好の一冊となっています。

著者:藤津亮太

ぼくらがアニメを見る理由――2010年代アニメ時評(フィルムアート社) Amazonで購入

■ゲスト:藤津亮太さん
■出演:那瀬ひとみ・米林明子
■OP MUSIC by Watch Your Step「What’s Next?」Website
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