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宇宙世紀はやっぱりひとつなのか… そこ☆あに『機動戦士ガンダムNT』特集まとめ

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今週は、ただいま劇場公開中『機動戦士ガンダムNT』を特集。意外なことに、宇宙世紀を描く作品としては27年ぶりに制作された完全新作劇場版なんですね。宇宙世紀を題材にしたガンダム作品の振り返りと、そのシリーズの拡大を目指す「UC NexT 0100」プロジェクト第1弾作品が、私たちに見せてくれたものとは何だったのでしょうか?

そこあに「機動戦士ガンダムNT」 #561
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■『ガンダムNT』を観ていない人に一言で説明するなら?
蒔田「僕なら、この後の宇宙世紀、興味があるならとりあえず目を通しておいた方がいいよ、です」
くむ「結局この作品は、今後続く宇宙世紀シリーズの頭になる作品ということでしょ」
蒔田「まあ、方向性を示すという意味でも、そういう役割はあると思います」
くむ「特に『逆襲のシャア』から『機動戦士ガンダムUC』まで繋がっているお話の、正当なる続きですよね。その『UC NexT 0100』、ですが」
蒔田「なんかそんなプロジェクトが」
くむ「今後、宇宙世紀の作品をいくつか作っていくプロジェクトの中での、旗印となる作品になっているんじゃないかと思うんですけど。そういう意味では、これを観ておかないと先がわからなくなる可能性はありますよね」
蒔田「こういう話をこういう考えでやっていきますよという。説明と言っちゃあまりに身も蓋もないですけど」
くむ「ニュータイプの可能性みたいなものを『UC』で描いたと思うんですけど、その先にある物語のスタートですよね」
蒔田「これから作られる宇宙世紀の話は、『NT』で語られたニュータイプというものを基礎にしてやっていくよ、という。おそらくそういうことだと思うんですよ。今までガンダムにはすごくたくさんの作品があって、ガンダムという言葉、ニュータイプという言葉は知っているけど、よくわからないしどこから観たらいいのかもよくわからないという人のために、新しく宇宙世紀を見る人のために作ったんだと僕は思っています」

■「機動戦士ガンダムUC」からガンダムに入ったファンはどう受け止めた?
美樹「面白かったです。見て良かったと思いました」
くむ「劇場まで行って良かった?」
美樹「ほんとに良かったです。私、出産してからアニメ結構見ているんですけど、アニメ見ていてもどこか子供のことって気になっているじゃないですか。いつ泣くだろうとか、どこかにずっとあるんですけど。劇場でNTを見ていた時は忘れてしまうくらいに、この世界に入り込んでいて。この感覚久々だなって思って、すごくありがたかったですね。やっぱり、ガンダムは違うなって思いました」
くむ「UCが好きだったからこそ、地続き感が確実にある作品ですもんね」
美樹「宇宙世紀の行き着くところを、私は知らないんですけど。ガンダムの歴史って、どうしても戦いと切り離せないから、暗い部分も多いじゃないですか。亡くなってしまう人もたくさんいるわけで。NTもどちらかというと悲しい物語だなという全体的な印象があった中で、UCのシリーズに出てきた人たちが、すごく希望とか可能性みたいなものを示していて。この大きなガンダムの歴史の中でも、UCというものは、すごく光みたいなものなんだな、というのを感じて。結果、改めてUCが私は好きだって、すごく思いました」

■やはり、宇宙世紀の世界線へ戻っていくんですか?
くむ「ガンダムの困ったところは、一応年表があるってことですよね。UCがあったからといって未来を変える気はないわけでしょ、サンライズさん。F91の世界は来るわけですよね。もう私の中では、“UC世界”は“UC世界”で分岐していってもいいんじゃないかと思っていました。だって、バナージとミネバがあそこまで頑張ってくれたんだし。未来のあるいい世界の話になっていってもいいじゃん!」
蒔田「(笑)。やっぱりそこはありましたよね。こんなに頑張ってなんとか拾った世界なのに、結局この後F91とかザンスカールは出てくるんだよな、って」
くむ「人の未来を見せてくれたわけでしょ、あそこで。この後また元に戻りますよ、みたいな。そんな話は見たくないよ!という」
蒔田「今までのサイドストーリーって、結局全世界に呼びかけるみたいな大きいところはやっていなかったので。UCでそれをやった上で、あ、世界は変わらなかったんだ…ということに、結局なっちゃっいますからね。別に枝分かれしても、もはやいいのではないかと。」
くむ「そう、私はそういう“UC世界のガンダム”があってもいいんじゃないかと。だって、はっきり言ってF91はいつですか、作られたのは」
蒔田「1991年ですけど、何か?」
くむ「でしょ!だから、今の時代の感覚とはやっぱり若干違うわけじゃない。とはいってもF91、嫌いじゃないよ」
蒔田「今でも全然見れる」
くむ「とは思うんだけど。でも、そこが足かせになるのはどうなのかな、今の時代。とも思うわけですよ」

テレビシリーズからガンダムUCまでの歴史的事件・勢力・それに関わる人々が数多く登場し、昭和の生き残りには嬉しい部分もありました。しかし、その中でニュータイプの解釈を新たにするというテーマを描ききるには、宇宙世紀の歴史は厚すぎたのでしょうか。この先どのように評価される作品になっていくのか、プロジェクトの今後にも注目したいと思います。

(笠井美史乃)

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