「そこ☆あに」474回目は、『夜は短し歩けよ乙女』特集です。
原作は森見登美彦による小説。湯浅政明監督、脚本・上田誠（ヨーロッパ企画）、キャラクターデザインに中村佑介という「四畳半神話大系」スタッフが再集結した、アニメーション映画作品です。
独特の個性を持つクリエイターたちによる奇跡の融合、これぞケミストリーでしょう！ とは言えあまりに突飛で、初めて見る方はとにかく驚くだろうと思います。しかしながら、これこそアニメでしか表現できない手法、そして演出。「アニメのスゴさ」を感じられることはうけあいです。
アーティスティックなアニメに見えますが、物語は単純明快な恋物語。夢のような一夜を過ごした先輩と乙女が迎えた朝は、打って変わって描写が妙にリアルで、逆にドキドキしてしまいました。どんなに酒を呑んでも飄々としていた乙女が、最後だけ顔を赤らめるのがたまらなく可愛いですね。
■映画「夜は短し歩けよ乙女」公式サイト http://kurokaminootome.com
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