1月15日配信は『信長の忍び』特集です。ショートアニメながら単独で特集してしまうほどギッシリ感がすごい! かわいいだけじゃなく、随所にちりばめられた歴史好きにうれしい小ネタ、そして認識できるギリギリの速さで飛び交うボケツッコミに、一瞬も目が離せません。
■千鳥かわいい……でも無敵
くむ「ボケボケも含めて可愛い感じではありますけど、あまりにも有能すぎて。敵を倒す時がまさに忍者ですよね」
那瀬「けっこう新しさも感じました。“何キャラ”って固めて言いづらいじゃないですか。ドジキャラ?有能?とか、かけ離れたのが両方入っている感じなので。あと、けっこう『十兵衛ちゃん』を感じるというか」
たま「無表情でスパパっと切りながらも、スイッチがぽちっと切れるとほんわかムードというか。なんとなく思い出しますね」
那瀬「菜ノ花自由にギャグを足すと千鳥になるのかしら、みたいな」
たま「そんな感じしますよね!」
■“信長もの”は数あれど……
くむ「昔から信長ってアニメ題材になりやすいタイプのキャラクターではあるんですよね」
たま「だってみんな、戦国好きでしょう。私は大好きですよ!」
小宮「一番、華があるなと思います。戦国時代の武将の中では」
那瀬「人生そのものがドラマみたいな人ですからね。だからこの作品だと、信長がまとも枠っていうのがまた面白いというか……」
くむ「そうですよね。普通、一番変人キャラなんですけど。千鳥との出会いから後の信長を見ると、カッコイイ主人公像ではありますよね」
那瀬「1話で『わたしのために生きろ』になるあたりがすごいカッコイイ! こんなまともな信長様(笑)!」
■オープニング、カッコイイけど微妙に不穏な……
くむ「千鳥ちゃんが泣いているカットもありますしね」
那瀬「そうなんですよぉ。2クールものということで、大地丙太郎フリークとしてはですね、ちょっと不穏に感じるんですよ」
くむ「24話まであるのかは分かりませんけど、史実に基づく信長の……までは行かないですよね、この流れだと」
那瀬「でもこのテンポ感なら全然、21話から24話の間で謀反を起こして焼き討ちとか、無くはないかなと思っちゃうんです。意外といろんなことが3分で起きているじゃないですか」
くむ「歴史を改変しちゃうわけにはいかないんだろうからね。この信長には勝ってほしいと思っちゃうわけですけど」
たま「いや、まだ分からないですよ。日本人が大好きなあの考察、大陸に渡ったのだ、とかで終わってくれてもぜんぜん構わないです!」
細かいところで意外に史実に忠実であるだけに、史実を知っている我々はビターな予感をチラチラと感じないわけにはいきません。それもまた魅力になっていますよね。力のこもった速球のような作品、今からでもぜひ!
(笠井美史乃)