直球の面白さ! でもどこか切ない?そこ☆あに『信長の忍び』特集まとめ

1月15日配信は『信長の忍び』特集です。ショートアニメながら単独で特集してしまうほどギッシリ感がすごい! かわいいだけじゃなく、随所にちりばめられた歴史好きにうれしい小ネタ、そして認識できるギリギリの速さで飛び交うボケツッコミに、一瞬も目が離せません。

そこあに「信長の忍び」 #461
「そこ☆あに」461回目は『信長の忍び』特集です。 原作はヤングアニマルに連載されている重野なおきによる漫画。 戦国時代を舞台に織田信長に仕える忍者の千鳥そしてその仲間たちによる天下統一への道を描くギャグアニメです。 本編3分ほどのショート...

■千鳥かわいい……でも無敵
くむ「ボケボケも含めて可愛い感じではありますけど、あまりにも有能すぎて。敵を倒す時がまさに忍者ですよね」
那瀬「けっこう新しさも感じました。“何キャラ”って固めて言いづらいじゃないですか。ドジキャラ?有能?とか、かけ離れたのが両方入っている感じなので。あと、けっこう『十兵衛ちゃん』を感じるというか」
たま「無表情でスパパっと切りながらも、スイッチがぽちっと切れるとほんわかムードというか。なんとなく思い出しますね」
那瀬「菜ノ花自由にギャグを足すと千鳥になるのかしら、みたいな」
たま「そんな感じしますよね!」

■“信長もの”は数あれど……
くむ「昔から信長ってアニメ題材になりやすいタイプのキャラクターではあるんですよね」
たま「だってみんな、戦国好きでしょう。私は大好きですよ!」
小宮「一番、華があるなと思います。戦国時代の武将の中では」
那瀬「人生そのものがドラマみたいな人ですからね。だからこの作品だと、信長がまとも枠っていうのがまた面白いというか……」
くむ「そうですよね。普通、一番変人キャラなんですけど。千鳥との出会いから後の信長を見ると、カッコイイ主人公像ではありますよね」
那瀬「1話で『わたしのために生きろ』になるあたりがすごいカッコイイ! こんなまともな信長様(笑)!」

■オープニング、カッコイイけど微妙に不穏な……
くむ「千鳥ちゃんが泣いているカットもありますしね」
那瀬「そうなんですよぉ。2クールものということで、大地丙太郎フリークとしてはですね、ちょっと不穏に感じるんですよ」
くむ「24話まであるのかは分かりませんけど、史実に基づく信長の……までは行かないですよね、この流れだと」
那瀬「でもこのテンポ感なら全然、21話から24話の間で謀反を起こして焼き討ちとか、無くはないかなと思っちゃうんです。意外といろんなことが3分で起きているじゃないですか」
くむ「歴史を改変しちゃうわけにはいかないんだろうからね。この信長には勝ってほしいと思っちゃうわけですけど」
たま「いや、まだ分からないですよ。日本人が大好きなあの考察、大陸に渡ったのだ、とかで終わってくれてもぜんぜん構わないです!」

細かいところで意外に史実に忠実であるだけに、史実を知っている我々はビターな予感をチラチラと感じないわけにはいきません。それもまた魅力になっていますよね。力のこもった速球のような作品、今からでもぜひ!

(笠井美史乃)

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