「そこ☆あに」314回目は『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』特集Part2です。
「劇場版モーレツ宇宙海賊」公開から約1ヶ月。すっかり春らしくなった風の強い日に、サテライトさんのオフィスにて佐藤竜雄監督のお話をお聞きしました。今作では脚本・絵コンテも手がけられた佐藤監督ですが、最初のコンセプトをしっかり伝えるために脚本・絵コンテは必ず「監督がやるべきこと」と考えているのだそうです。その言葉通り、テレビシリーズの雰囲気そのままのモーパイらしさに、劇場版にふさわしい新たな視点を加えるという構造が、ひとつの映画作品として揺るぎない魅力を作っています。
どんな質問にもがっちり骨太で筋の通った言葉を返してくださり、『モーレツ宇宙海賊』という作品に感じる土台の堅さはこうした佐藤監督の考え方から生まれているのだと実感しました。またそれでいて説明しすぎないお話しぶりに、もっと見たい、見えないトコロを想像したいという気持ちがフツフツと……(笑)。
「宇宙海賊」や「亜空間」といったSFらしい言葉が並びながら、地に足が着いた雰囲気や生活感ある描写、一見さんも入りやすい視点、その上できっちり楽しませてくれる王道展開。想像以上にファン層の世代が広いとお聞きしましたが、その魅力の裏にはこうして考え抜かれた作品作りがあったのですね。渋いお声と相まって、心に響く説得力です。アフレコの舞台裏やテーマ曲作りのエピソードなど、貴重なお話もたくさんお聞きする事ができました。一度観に行かれた方も、これを聴いたら二回目がもっと面白くなりますよ!
■劇場版モーレツ宇宙海賊公式サイト http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/gekijo/
■夏放送「白銀の意思 アルジェヴォルン」公式サイト http://argevollen.com
■出演:那瀬ひとみ・蒔田宏平・くむP
■レポート:笠井美史乃
■OP MUSIC by Cuckoo(クーク)「fragment(s)」Official Twitter
■ED MUSIC by NASE☆MIKI「Be Near Me」作曲&編曲 mampuku
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