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もうひとりのジョーが明日を生きる そこ☆あに『メガロボクス』特集Part2 まとめ

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今週の特集は、最終回を迎えたばかりの『メガロボクス』Part2です。前回はROUND6視聴済みの段階で特集しましたが、その後様々な展開を経て、最終回・ジョーVS勇利のメガロニア決勝戦へと至りました。今期、絶対に見ておきたい1本と言える作品です。最終回のネタバレありの内容となっていますので、気になる方は視聴後にお聞きいただくことをお勧めします。

そこあに「メガロボクス」Part2 #537
「そこ☆あに」537回目は『メガロボクス』特集Part2です。 漫画「あしたのジョー」連載50周年を記念して放送されているオリジナルアニメ...

■Part1特集後の何やら重たい流れが…
小宮「展開的にちょっと、なかなか前に進まないとか。ハードな展開が多かったじゃないですか」
くむ「そうなんですよね。白都家のお家騒動的な。白都樹生がすげえやなヤツだったわけじゃないですか。それだけじゃなく、かなりヤバそうな藤巻。実は藤巻がいたからメガロニアに出れた、みたいなのもあったけれども、本当にヤバいんだこいつ、っていう」
小宮「どこかで本当はいい人だったのかな?と思い始めていた矢先に、やっぱりダメだこの人、スープにされる!と思って」
くむ「結構ハードな部分が続いているんですよね、思っていた以上に。試合よりもそっちの存在感が大き過ぎて、ちょっと思っていた流れと違うかな、みたいに思いつつあったんですけども。それでもやはり、後半にいくに連れて一気に取り戻していったという。そしてあのラストバトルに向かって行くというところは、すごい作りでしたね。この作品、見ている方に簡単に爽快感を与えてくれたりはしないな、というのはわかりました」
小宮「もどかしい気持ちもありつつ、そこがすごい効いていて、ラストシーンまでに気持ちがグッと入りましたね」
くむ「そういう意味で必要なシーンというのがたくさんあったんだろうね。毎話毎話全てサイコーというわけじゃなくて、見ている人たちの心を傷つけるような部分もありながらも、最後にそれが全部まとまったときに、妙に納得するものを感じさせるエンディングに向かっていったのかなという気がしました」

■最初から一貫して「まっすぐ」なジョー
くむ「この作品、ジョーを中心とした周りの成長ですよね。結局、ジョーが出てこなければみんなこんなことにはならなかったはず。南部はすでにスープになっていたかもしれない(笑)。勇利はあのまま、ギアを外すことはなかったでしょうね」
小宮「毎話、キャラクターが新しく出てきて、それでジョーは変わって行くというのもあるんですけど。周りを描くことでジョーの変化を描いていくのがうまいなと思って」
くむ「ジョー自体はそんなに変わったかなという感じもあるんですよね、どちらかといえば。もちろん、ボクサーとしては強くなって行きましたけど、人間的に成長していったのかという意味では、もともと持っているジョーの要素だよね、という部分があって。だから、普通だったらジョーの成長を描く物語になりそうな気がするんだけど、そうじゃなくて、ジョーに関わった人たちの成長のお話かな、という気がするんだよね」
芦川「ジョーのまっすぐさは、以外と最初から同じでしたよね。だからこそ、ブレがなくてみんながついていってしまうとか。そこが魅力かなと思いますね」

■あえて説明はせずに組み込む、旧作へのオマージュ
くむ「第9話の樹生VSジョー戦ですよね。AIによる先読みができるギア、これはもう完璧ですよね。自分が動くんじゃなくて機械が先に動いてくれるわけでしょう。そこに対して、先読みをさせないために腕を下ろして、いわゆるノーガード戦法をとったのがね。おお、ここでくるのか!という感じでした」
小宮「あのシーンてオマージュなんですか?」
くむ「そうです。でも、それをあえて『ノーガード戦法だ』とは一言も言わない」
小宮「無理なく使うじゃないですか、オマージュの要素を。だから、知らない人は普通に一つの作品として楽しめるし、知っている方はおお!ってなるシーンがたくさんあるんだなと」
くむ「そうですね。決勝の最後の最後に出た二人のパンチも、あれぞ最後のクロスカウンターですからね。名シーンです。それもあえて言葉として『クロスカウンターだ』みたいなものは入れていないでしょう。その辺をうまく描いているなという感じはありましたね。技名を叫ぶ、じゃないけど、そういうノリが昔はあったなと改めて思ってね。でもそれがなくても見ている人たちには伝わってくる。当然最後はもちろんクロスカウンターで終わると、私たちは思っているわけですよ」
小宮「知っている方は、そうなんですね」
くむ「その通りで終わるんだけれども、ある種、よかったなと思いながら見ていました」

誰もが知る「立て、立つんだ、ジョー!」という有名なセリフも、ヒリつくような展開の中で出てきました。どれも単に形だけでなく、ストーリーの中でしっかり意味のあるものとして扱われていたところがまた、旧作を知る人にも知らない人にも響く物語の強さを作っていたのでしょう。ジョーに関わった全ての人が「明日」を生きる姿を思い描ける、素晴らしい結末でした。

(笠井美史乃)

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