7月より好評放送中!TVアニメ『有頂天家族』特設ページ

作品紹介

人気作家・森見登美彦原作の小説「有頂天家族」が待望のTVアニメ化。
「さよなら絶望先生」「じょしらく」の人気漫画家・久米田康治が自身の作品以外に初めてキャラクター原案を提供!さらにアニメーション制作は「true tears」「花咲くいろは」「TARI TARI」など数々の名作を世に送り出してきたP.A.WORKS!
京都を舞台に、人間と狸と天狗が入り乱れて繰り広げる波乱万丈のコメディドラマ。
2013年7月より好評放送中!

★ストーリー

京都には人間と狸と天狗が住んでいる。
下鴨神社、糺(ルビ:ただす)の森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父は狸鍋にされたのだが、その経緯は未だ謎に包まれていた。
偉大な父の「阿呆の血」を引いた矢三郎は、隠居中の大天狗 赤玉先生の世話を焼いたり、神通力で空を翔る美女 弁天に振り回されたりしながら、今日も京都の街を駆け巡る!

★キャラクター
下鴨矢三郎
CV:櫻井孝宏
偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ、下鴨家の三男
下鴨矢一郎
CV:諏訪部順一
父の跡を継ごうと一人奮闘する、生真面目だが土壇場に弱い長兄
下鴨矢二郎
CV:吉野裕行
蛙の姿でずっと井戸にこもっている、やる気のない次兄
下鴨矢四郎
CV:中原麻衣
臆病ですぐに尻尾を出してしまう未熟者の末弟
弁天
CV:能登麻美子
天狗の神通力を得て、空を自在に飛び回る妖艶なる美女

CV:井上喜久子
宝塚をこよなく愛し、四兄弟を優しく見守る下鴨家の母
赤玉先生
CV:梅津秀行
かつては絶大な力を振るっていたが、今は落ちぶれてしまった大天狗
下鴨総一郎
CV:石原凡
金曜倶楽部に狸鍋にされてしまった、狸界の頭領にして偉大なる下鴨家の父
夷川早雲
CV:飛田展男
四兄弟の叔父だが下鴨家と敵対し、狸界で勢力を広げる夷川の当主
金閣・銀閣
CV::西地修哉・畠山航輔
早雲の双子の息子で意味不明な四字熟語を連発する阿呆兄弟
淀川教授
CV:樋口武彦
狸鍋を喰いながらも狸への愛を語る金曜倶楽部のメンバー
★キャスト・スタッフ紹介

■キャスト
下鴨矢三郎:櫻井孝宏 下鴨矢一郎:諏訪部順一 下鴨矢二郎:吉野裕行 下鴨矢四郎:中原麻衣 弁天:能登麻美子 母:井上喜久子 海星:佐倉綾音 赤玉先生:梅津秀行 下鴨総一郎:石原凡 夷川早雲:飛田展男 金閣:西地修哉 銀閣:畠山航輔 淀川教授:樋口武彦 ほか

■スタッフ
原作:森見登美彦『有頂天家族』(幻冬舎文庫)
監督:吉原正行
シリーズ構成:菅正太郎 脚本:菅正太郎/檜垣亮 キャラクター原案:久米田康治 キャラクターデザイン・総作画監督:川面恒介 美術監督:竹田悠介 岡本春美 撮影監督:並木智 色彩設計:井上佳津枝 3D監督:菅生和也 編集:高橋歩 音楽:藤澤慶昌 音楽制作:ランティス 音楽プロデューサー:伊藤 善之 音響監督:明田川仁 音響制作:マジックカプセル アニメーションプロデューサー:堀川憲司 ラインプロデューサー:相馬紹二 アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:「有頂天家族」製作委員会

★OP & ED

■OP主題歌

有頂天人生」milktub(みるくたぶ)

2013年7月31日(水)発売
1200円(税込) LACM-14115
描き下ろしイラストジャケット仕様

【milktub プロフィール】
「速くておバカでかっちょいい」をコンセプトに活動している、bamboo(ボーカル) 一番星☆光(ギター) の二人からなるロッ クンロールユニット。
公式サイト:http://milktub.com/

■ED主題歌

ケセラセラ」fhána(ふぁな)

2013年8月21日(水)発売
1200円(税込)

【fhána プロフィール】
佐藤純一(FLEET) + yuxuki waga(s10rw) + kevin mitsunaga(Leggysalad)のインターネット 3世代によるサウンド・プロデューサーと、 ボーカリストのtowanaによるユニット。
公式サイト:http://www.fhana.jp/

★アニメ公式サイト

【URL】uchoten-anime.com

★アニメ公式Twitter

【URL】http://twitter.com/UchotenAnime (@UchotenAnime)
【推奨ハッシュタグ】 #有頂天

放送情報

TOKYO MX、KBS京都、サンテレビ 7月7日より 毎週日曜日 夜10:00〜

BS11 7月9日より 毎週火曜日 深夜0:00〜

キッズステーション 7月10日より 毎週水曜日 深夜0:00〜

KNB北日本放送 7月10日より 毎週水曜日 深夜1:58〜

バンダイチャンネル 7月7日より 同時ライブ配信

※ 放送日時は都合により変更となる場合があります。

Blu-ray & DVD発売情報

有頂天家族 Blu-ray & DVD 第1巻
9月25日 発売

Blu-ray:¥5,040(税込)
DVD:¥3,990 (税込)

☆毎回封入特典

■森見登美彦原作ドラマCD「冬の女神と毛玉たち」

ドラマCD集合写真

ドラマCD集合写真

■ブックレット8P

☆毎回映像特典

■先行プレミアイベント
(出演:櫻井孝宏、諏訪部順一、吉野裕行、中原麻衣、能登麻美子、吉原正行<監督>、堀川憲司<P.A.WORKS代表>
スペシャルゲスト:森見登美彦<原作者>)
■森見登美彦による「第一巻予告PV」ナレーション:櫻井孝宏
■特報
■デジタルギャラリー(第一話画コンテ 他)

☆毎回音声特典

■キャストコメンタリー (出演:矢三郎役:櫻井孝宏、弁天役:能登麻美子)
■スタッフコメンタリー (出演:森見登美彦<原作者>、吉原正行<監督>、堀川憲司<P.A.WORKS代表>)

☆他、仕様

■キャラクター原案:久米田康治描き下ろしイラストによる特製スリーブ付き
■ジャケットはキャラクターデザイン川面恒介描き下ろしイラストを使用


有頂天家族 Blu-ray & DVD 第2巻
10月25日 発売(予定)

Blu-ray:¥7,140(税込)
DVD:¥6,090 (税込)
【2話収録】
■第二話「母と雷神様」
■第三話「薬師坊の奥座敷」

☆毎回封入特典

■ブックレット8P

☆毎回映像特典

■「第二巻予告PV」(文:森見登美彦)
■映像特典
■デジタルギャラリー(第二話・第三話画コンテ 他)

☆毎回音声特典

■キャストコメンタリー
■スタッフコメンタリー<出演:森見登美彦(原作者)、吉原正行(監督)、堀川憲司(P.A.WORKS代表)>

☆他、仕様

■キャラクター原案:久米田康治描き下ろしイラストによる特製スリーブ付き
■ジャケットはキャラクターデザイン川面恒介描き下ろしイラストを使用
■森見さん&久米田さん対談

森見さん&久米田さん

森見登美彦氏&久米田康治氏

そこ☆あに『有頂天家族』特集情報

そこ☆あにでは『有頂天家族』の特集番組を配信中。
いつでもブラウザー上から再生、ダウンロードでの聴取ができます。

有頂天家族取材レポート

今回ご出演頂いた吉原監督と脚本の菅さんは、『有頂天家族』の脚本が終わって以来、作品についていろいろと振り返りながら話すのは初めてだったそうです。4年前から様々な壁にブチ当たりながらも、原作の通りにアニメ化するという道へ進み、結果的にそれが良かったという思いはお二人とも共通でした。

『有頂天家族』のノリは、それぞれが役割を持ってひとつの芝居を演じ、ケンカ別れも含めて最後には「愛」でちゃんと収まる=吉本新喜劇的、と菅さんのお話しにありましたが、それは根底のところで許し信頼し合う「家族」そのものの表現のようにも思えます。

多くの人が様々な受け止め方をしながら自分の役割を持ち、最終的には作品というひとつのカタチに収める、アニメの制作現場もまた然り……なのかもしれません。『有頂天家族』を作った方々の「私なりの愛」を、ぜひインタビューから感じてください!

文:笠井美史乃

有頂天家族取材レポート

1本のアニメーションが放送されるまでにものすごく大勢の人が関わっている、という話は知っていても、声優さんや絵を描く人以外の方々の存在は、画面上からはあまり伺うことができません。ですが、何百何千ものカットが分業を経て順番通りに並んだり、忙しい時期に監督やキャストのインタビューがアニメ誌に掲載されたり、パッケージの特典収録やジャケットデザインを手配したり……という作業がひとりでに出来上がるわけはありません。そこには、現場と制作委員会と各種メディアと視聴者の間に立って仕事をする”縁の下の力持ち”の存在があるのです。

今回お話を伺ったラインプロデューサーの相馬さんは、ご自身を「黒子のような存在」で「自分たちが前に出るのではなく、クリエイターさんたちにスポットが当たるよう働く」仕事だとおっしゃいました。そうした方々のお仕事を想像しながら見ると、作品に込められたパワーをより深く感じることができるかもしれません。縁の下の力持ちにスポットを当てるインタビューをお楽しみください。

文:笠井美史乃

有頂天家族取材レポート

『有頂天家族』連続インタビュー企画第1回目は、吉原監督と堀川プロデューサーにお話を伺いました。都内の編集スタジオにお邪魔したのは、じわじわと蒸し暑い日の夕方。お忙しい中を縫ってご対応いただきました。

質問の一つひとつに対して、非常に丁寧にお答え頂き、そうだったのか!と気付くところもしばしば。キャラクターたちの性格や関係性をある程度分かってから聞くと、さらに「なるほど」と思える部分がたくさん発見できると思います。そして、聞くと今度はもう一度1話から見直してみたくなるかも。

お話し自体もとても面白いのですが、一方でキャラクターについてどれほど深く考え、真正面から原作を表現しようと取り組んでいるのかも伝わってきます。お二方のお話しぶりからも、作品に込める思いや面白さの理由を探ってみてください!

文:笠井美史乃

最終話先行&全話オールナイト上映イベント オフィシャルレポート

9月28日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ「有頂天家族」最終話先行&全話オールナイト上映が開催された。
イベントはスタッフ・キャストのトークと最終話の上映を行った後、改めて全話を通してオールナイト上映するという構成。会場を埋めたファンは、翌日の最終話放送よりも一足先に、ついに完結を迎えた狸の下鴨家の物語を堪能した。
スタッフ・キャストのトークは、最終回上映前後の2回にわけて行われた。

上映前にまず登壇したのは、中原麻衣(下鴨矢四郎役)、佐倉綾音(海星役)、森見登美彦(原作者)の3人。
「アフレコ現場に最初に行った時は、プロデューサーとか偉そうな人が真剣な顔でアフレコを聞いているので、すごく緊張した」という森見。中原が演じた矢四郎の印象を聞かれると「矢四郎は、最初声だけを聞いた時は『かわいすぎるんじゃないかな?』とも思ったんですが、実際に映像が完成してみると『これが矢四郎なんだな』と納得がいきました」とコメント。レギュラーで男の子を演じたのが初めてという中原は「長男しっかりしているし、次男はアレ(カエル)ですけれど、三男は要領がいいし、そういう兄弟の中で、どうやったら矢四郎の魅力が生きてくるかを考えた時に、四男はやっぱりかわいさだろうと考えました」と、矢四郎を演じるにあたっての狙いを説明した。
一方、なかなか姿を現さない海星について佐倉は「声だけが先行して登場しているので、私の声が第一印象を決めてしまうんです。だから海星が実際に姿を見せた時に、視聴者の方に違和感を感じさせてはいけないというところがプレッシャーでし た」と苦労を語った。佐倉が森見に「どうだったでしょうか」と感想を尋ねると、森見は「海星だったと思いますよ」と応えた。

そして、最終話上映を挟んだ後に登壇したのは吉原正行(監督)、堀川憲司(P.A.WORKS プロデューサー)、菅正太郎(シリーズ構成・脚本)、森見の4人。
「原作を読んで自分が感動した部分をそのままアニメにしたかった」という吉原監督は最終回の感想を聞かれて「人の多さですね。もともと京都が舞台ということで、シリーズを通じて、街をゆく人など多く描いてきましたが、最後の最後で正月(の初詣)かよ、と(笑)。なんてところで物語を終わらせてくれたんだと思いました(笑)。作画枚数も相当いってしまいましたが、アニメの醍醐味はいっぱいあったのかな」と裏話を打ち明けた。
この制作上の苦労話を受けて、菅は「原作を読んで(制作上大変そうな場面も多いが)『本当にやるんですか?』と聞いた ら、吉原監督や堀川さんが『本当にやるんだ』ということで、その覚悟は最初から聞かされていました」と、企画スタート時からスタッフは覚悟を決めて本作に取りかかっていたことを明かした。
基本的にアニメ化はスタッフにお任せしたという森見は、最終話の感想を聞かれると、仙酔楼が壊れるシーンについて「モデルになった建物は江戸時代からの貴重なもの。小説で壊した時は、特になにも思わなかったんですが、映像で見ると『うわ、 (貴重なものを)壊してる』と思いますね(笑)」と話し、「金曜倶楽部と狸たちと赤玉先生が入り乱れるところは、本当にぐちゃぐちゃになるようになるように書いたところなので、それが本当に画面でもぐちゃぐちゃに描かれていて非常に楽しみま した」と語った。
堀川は「第十二話で偽叡山電車が走るところで、吉原監督は3DCGを使わず手描きにこだわってた。あれはどういう理由だったのか気になっている」と吉原監督への突如の公開質問。吉原監督は「あなたが枚数使えっていうから(笑)」と冗談で応じつつ、「ものではなく、キャラクターとして描きたかったから」とその理由を明かした。

続いて会場が盛り上がったのは、公式サイトで募集したスタッフへの質問の中から「何に化けて、誰を驚かせたいですか」という質問が紹介された時。
森見の回答は、「強いていうなら」ということで、散歩で訪れる近所の神社の池にいる「亀」。そこを訪れた、妻を驚かせてみたいという。
菅は、『有頂天家族』本編で銀閣がそば屋に化けていたシーンが、どういう仕組み・構造になっているのかずっと気になっているということ。だから、銀閣に化けてその仕組を知りたいとのこと。
堀川は、なかなか理解できなかったキャラクターが弁天なので、弁天に化けて森見の心の中をのぞいてみたい、との回答。 面白い作品を生み出す森見宇宙をのぞいてみたいのだという。堀川はさらに森見に「弁天は好みのキャラクターですか?」と 直球で質問。その無茶ぶりに森見は「遠くから見ている分には好きは好きですけど、直接関わりになりたい人ではないですね(笑)」と答えた。
吉原監督は「矢四郎になってみなさんの携帯を充電したいです。一日中やっていたいですね(笑)」と会場を沸かせた。

最後のあいさつで吉原監督は「通してみるとまた見えてくるものがあると思います。一人一人自分たちで感じられる何かが ある作品だと思うので、最後まで楽しんでいただければ」とトークを締めくくった。

【TVアニメ「有頂天家族」最終話先行&全話オールナイト上映イベント】開催日 2013年9月28日(土)

時間 22:00 開演/29:50 終了
会場 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
出演 森見登美彦(原作者)、吉原正行(監督)、堀川憲司(P.A.WORKS プロデューサー)菅正太郎(シリーズ構成)、中原麻衣(下鴨矢四郎役)、佐倉綾音(海星役)
内容 キャストトーク 第十三話(最終話)先行上映
スタッフトーク
第一〜十三話一挙オールナイト上映
入場者プレゼント 描き下ろしイラストを使用した「クリアファイル」をプレゼント!

(C)森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族」製作委員会