福井さん「今回はいくらハードルを上げても対応できる自信はあります」–ガンダムUC episode 7前夜祭レポート

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5月17日から全国35館にて、4週間限定でイベント上映がスタートした『機動戦士ガンダムUC episode7「虹の彼方に」』。公開前日にあたる5月16日、新宿ピカデリーの全スクリーンをジャックし、前夜祭が開催されました。同館内の1階エントランスにはフル・フロンタル専用オーリスと“貴婦人と一角獣”の巨大タペストリーが展示され、エスカレーターホールにはフラッグ、劇場内の全ポスターがガンダムUCシリーズで埋め尽くされるなど、一夜限りで「ガンダムUC」一色となりました。

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前夜祭では、作品上映前に舞台挨拶が行われました。観客が座席につくと、劇場内にブライト艦長のナレーションが響きわたり「各員、準備はいいか?」の合図。そして、ゲストである古橋一浩監督、ストーリー制作の福井晴敏さん、脚本のむとうやすゆきさん、サンライズ・小形尚弘プロデューサーが登壇されました。

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左から、福井晴敏さん、古橋一浩監督、むとうやすゆきさん、小形尚弘さん

小形プロデューサーは、「まずはここに立てて本当にほっとしています。これまでのエピソードに増して、今回も危なかったですね。」と、本作完成に安堵の表情を浮かべました。古橋監督は、「90分は長いですね。1年2ヵ月かかりましたが、もっと時間が欲しかったです。この期間中にみなさんの期待が高まってしまい、何を見てもがっかりしてしまうのではないかと思うので、出来るだけ期待しないで欲しい。」と弱気な声でしたが、福井さんと小形プロデューサーから「そんな事言わないで下さいよ!」とのツッコミが。
『episode 7』の制作について、むとうさんは「2011年の暑い時期、ep6と共にep7の脚本は一気に書き上がりました。」と話し、絵コンテ制作真っ只中の2013年1月に入院した古橋監督は、「手術になると時間が必要なため、“絵コンテが完成するまでは手術を辞めて下さい”と小形プロデューサーに止められました。」との苦労エピソードも語りました。
完成した本作に対し福井さんは、「完全に思った通りにできたことは間違いないですね。最初に見た時はこれで良かったのか分からなかったのですが、2回3回と観ていくうちに伝わってくるものがあります。本作冒頭25分に宇宙世紀の総集編『百年の孤独』という作品がついていますが、これもまた濃い。体感としては2時間くらいの作品となっています。古橋監督はハードルを下げていますが、今回はいくらハードルを上げても対応できる自信はあります。」と手応えのある気持ちを語り、会場からは拍手が上がりました。

宇宙世紀ダイジェスト『百年の孤独』と共に、往来のガンダムの空気を味わうことのできる『機動戦士ガンダムUC』。現在イベント上映中のepisode 7「虹の彼方に」がシリーズ最後となりますが、今後の展開も決定しています。episode7「虹の彼方に」のBlu-ray&DVD一般発売は6月6日から開始。そして、7月5日パシフィコ横浜国立大ホールにて、「GUNDAM LIVE ENTERTAINMENT 機動戦士ガンダムUC FILM&LIVE the FINAL “A mon seul désir”」の開催が決定しています。
イベントの詳細やチケット購入については、機動戦士ガンダムUC公式サイトをご覧下さい。また、去年8月に行われた朗読ライブイベント『赤の肖像』に続き、時期は未定だが『白の肖像』というイベントを企画中。こちらの情報は、随時公式HPなどで発表予定です。

■機動戦士ガンダムUC公式サイト http://www.gundam-unicorn.net/

(C)創通・サンライズ

(記事 田中美樹)

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