【そこログ】あの奇跡、憶えてる!『スタードライバー THE MOVIE』特集まとめ

毎シーズン、何十本ものアニメが通過していってしまうこのご時世。時を経て心に残る作品に出会えるのはすごく貴重なことですね。今回は劇場公開から3年半を経てお届けする『スタードライバー THE MOVIE』特集です。

そこあに「スタードライバー THE MOVIE」 #444
「そこ☆あに」444回目は『スタードライバー THE MOVIE』特集です。 \綺羅星☆!!/ 久しぶりのスタドラ特集!TVシリーズの放送は2010年10月〜、劇場版の公開は2013年2月でした。 そこ☆あにでは3回もインタビュー特集を行い...

テレビシリーズ『STAR DRIVER 輝きのタクト』は2010年10月からの2クール、劇場版は2013年2月公開されました。最初から最後までキレキレのクォリティで見せてくれたデザインやアクションはもちろんですが、改めて、結末を知っていてもドキドキしたり、気付いていなかったいろいろなことが見えてきたり。

……なんて冷静に観察しているつもりが、いつの間にか「綺羅星!」みたいな気持ちになってくるのがスタドラです。厨二上等! 思わせぶり上等! いいじゃん、それが青春ですから。番組スタッフも見たてホヤホヤな熱い気持ちでお届けしております!

■総集編で2時間半、長い、けど……
くむ「今回久しぶりに見て思ったのが、長いけど、足りないよね(笑)」
美樹「そう!長いのに足りないって思いますよね!」
たま「テレビシリーズのこと考えると全然足りなくて。私はもっと奥様の活躍を見たいんですよ!」
くむ「本当は25話全部見せたいんだというのが伝わってくる劇場版ですよね。見た後に、テレビシリーズ見なきゃって思うじゃん」
たま「 究極の販促アニメですよね」
那瀬 「改めて見直してすごく思ったのが、こんなにドラマとしても良かったっけと。当時は本当にデザインとか、ただただ勢いがカッコイイとか、そっちの魅力があったんですけど。あんなに非現実的に見えるのに、人間としてもすごく共感できる子たちばかりで、みんないいなって思いました」

■何も語られない、でも胸熱な新作パート
美樹「あの島はどこか閉ざされたイメージがあったんですけど、みんなが新宿というひらけた場所で戦っているというのは、全部のストーリーを知っているからこそすごく意味があって、胸打たれるシーンだったなと思います」
たま「ワコは物理的に外に出られなかったし、スガタも出られない宿命だったわけで。それを何とかしてあげたいという、テレビシリーズの最後だったじゃないですか。その結果、自由に外に出られる状況になったんだなというのを味わえたので、気持ちいいオープニングだなと思いました。そうか、外に出れたんだ、ほんと良かったというのが最初の感想だったので」
みき「人が飛んでいる、何て空だ、というセリフもすごい好きで。ここよりもっとすごい空を見るさ、と言っていたのはこの新宿のこと?! という、胸熱な展開って思いました」

■見ている人の気持ちが青春する
くむ「当時、本当の年齢はともかく青春を謳歌していたんだと思うんですよ、スタドラと共に。新しい物語を見たいという気持ちは分かる。でもあの時、あの奇跡のような組み合わせでつくられた作品だったのかな、という気持ちもするよね」
那瀬「いいですね、”奇跡のような”とか、スタドラらしい、素晴らしい修飾語ですね」
くむ「ここまで完成している作品、でも完成しているけど青春を、的な青臭さもあるじゃない。その良さにファンも惹かれているんだと思うんだよね」
美樹「今回もう一回見直してみて、エンディングを知っていても何回でも感動できるエネルギーがある、普遍的に心を熱くする作品だなと思ったので。また何年か後に特集したいですね!」

今もスタドラが好き! という気持ちの詰まったコメントをたくさんいただき、ありがとうございました。また、この特集を機に初めて作品を(しかもテレビシリーズを!)見てくださったという方も! 嬉しいですね〜。夢中になった経験は自分を助けてくれるものです。いつかまた思い返して語りたい作品です。

(笠井美史乃)

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